2010年9月8日水曜日

サルコジにグーグル爆弾 ■Spider on■2010/09/08(水)

■ニコラス・サルコジが「グーグル爆弾」被害者となりました。検索を使ったイタズラですが、検索結果を思い通りにしてしまうなんて、思いついただけでなく、実行できる人がいるんですね。グーグルの方は、それをふせぐ処理手順を取る事も出来るのですが、常日頃から、24時間その手順を続ける事は出来ないそうです。サルコジ、少し嬉しいんじゃないかな。
■アルカイダとタリバンの力は誇張されていると、国防関係のシンクタンクが公表しました。敵の力を見積もるのは難しいのでしょうが、相手が大きく強いという方が予算も取りやすく、失敗の言い訳にもなり、行動の自由の幅も広がりという事があるのでしょう。
■教会のコーラン焼却計画は軍隊を危険にさらすと、米軍司令官が警告を発しました。コーラン焼却を言い出したのは牧師ですが、米軍にとって、ウィキリークスよりも危険かもしれません。タリバンがウィキリークスを丹念に読む事はありえませんが、コーランを燃やしたとして、アフガニスタンとパキスタン、いや、イスラム世界で反米感情を煽る事は簡単にできます。報告文書を読み解く理性よりも、感情の方が危険です。アサンジではなく、テリー・ジョーンズ牧師を黙らせた方がいいかも。
■バローゾEU大統領が、フランスの反ジプシー政策に対して、やめろと演説しました。EU議会は右翼の巣などと言われていますが、大統領はマシなんですね。
■教皇ベネディクトが英国を訪問しますが、迎に出るのは英国教会の女性聖職者です。歴史的出来事です。
■メキシコの犯罪で使われている銃の4丁に3丁はアメリカからの密輸だそうです。アメリカは麻薬を買い、武器を売っているわけです。世界のどこでも麻薬と武器は表裏一体です。麻薬をやって「ピース」なんて、昔は無知が通用しましたね。
■ジョン・レノン殺人犯のマーク・デビッド・チャップマンが、6度目の仮釈放申請を却下されました。チャップマン、仮保釈申請を出し続けてるんですね。反省なんかしないんですね。自分のやった事がわかってないかもしれません。この男は世間に出しちゃいけないよ。
■ウィキリークスのジュリアン・アサンジに対する圧力は凄まじいもののようです。フォックスニュースは、さすがに保守派らしく「警鐘の度が過ぎた?」なんてからかってますが、やられる方はたまったものじゃないでしょう。
■昔、スミスというバンドをやっていた歌手で詩人の英国人モリッシーが、中国人は「人類亜種だ」と発言しました。確信犯です。英国人は中国人に職を奪われたという思いが強く、それがナショナル・フロントという右翼が成長する原因になって来ました。低い水準の話です。