中核派や革マル派、社青同、共産主義者同盟をはじめとするテロ集団、あるいは過激派、そして、その元活動家、シンパ、様々な関係者たちは、「テロ等準備罪」に反対をしている。
かつて、それら新左翼と敵対し、ゲバ民(ゲバルト民青の略。一番強かったのが彼ららしい)を使って暴力沙汰を仕掛けていた共産党も反対している。
今や薄ら馬鹿の代名詞となった左翼はことごとく反対しているらしい。ン? 民進党は左翼に見えるけど、そうは言わないのかな?
テロ集団が反対するのは当たり前だが、それ以外の政党はどうして反対するのかよくわからない。もう自分たちがテロをやるような事はないとわかっているだろうし、そういう連中が出てきたら粛清するに決まってるのに、反対のための反対以外に理由はない反対をしている。
まあ、この反対は「テロ等準備罪」、左翼の言い方をするなら「共謀罪」が、左翼にとって、自分たちの左翼性を証明する、踏み絵イシューになっているというだけの事で、中身はない。
左翼は「テロ等準備罪」によって、日本が監視社会とやらになると主張している。元々、監視社会は旧ソ連の事で、国家権力が社会を監視する事で統制を維持強化しているのを指していた。監視社会は共産主義・社会主義と同義だったので、人はここで彼らをせせら笑う事ができる。
でも、その前に、ここでエピソードをひとつ紹介する。
随分前に、先輩が、その先輩の革マルの人間に突然頼まれて、引っ越しを手伝った時の話をしてくれた。
車に荷物を積み、引越し先に向かう途中、信号で止まると、先輩の先輩さんは、身をかがめて隠れたという。革マルだったから、襲って来るのは中核派か社青同だ。そういう危険な行動に、後輩というだけで、無関係な人を巻き込む神経が左翼だ。
先輩の先輩さんは、先輩に、
「いつもは公安警察が身辺を監視している。それが警護になって安心なんだが、革命組織の者として引っ越しの予定や引越し先を伝えるわけにいかない。引越し先もすぐにつきとめられるから、監視されて安心なんだが、それまでが怖いんだ」
と話したという。
これを革マル派の軟弱さの話だと誤解してはならない。中核派も社青同も同じだ。
今、反対しているテロ集団は、すでに監視されていて、それによって守られている。何が反対だ。彼らは監視されていないと困るのだ。彼らの反対など嘘だ。八百長だ。
彼らは、反対をしているのではなく、反対を装っているだけだ。反対している事になっていれば、格好がつくと、足りない頭で思い込んでいるのだろう。
「テロ等準備罪」の問題は、アルカイダやイスラム国集団に対応できるのかという点だ。また、かつての欧州のテロの背後には、旧ソ連の情報部が関与していたが、今の日本ならば背後で北朝鮮や支那が糸を引いているテロへの対応も大丈夫なのか。
本来、国会ではこうした点が議論されていなければならない。
それを、テロ集団と一緒になった左翼政党の反対運動のおかげで、無意味な法律となってしまったら、喜ぶのはイスラム・テロリストと外国の破壊工作者だけだ。
「暴対法」には反対だったし、今でも反対だが、「テロ等準備罪」には反対しない。
「個人情報保護法」も、廃止して、ビッグデータの活用を推進した方がいいと考えているが、「テロ等準備罪」には反対しない。
いや、反対しないでは弱い。賛成しよう。
左翼が「共謀罪」に反対しているのは、格好だけの嘘だが、こちらの賛成は本当だ。