2017年6月9日金曜日

英国って、北朝鮮に外交官駐在させてるんだよね

 EU見てると、ヨーロッパって、結局、ロシアかドイツに支配される運命だったのかもしれないと思えて来る。

 ルーズベルトは、これが嫌でソビエトと手を組んでドイツを叩いた。ヒトラーだけじゃなく、スターリンも十分以上に悪魔だったけど、それでも、ドイツを打倒した。
 あの時点ではそれで正解だったし、ドイツとソビエトがつながっていて、第二次大戦前のドイツ軍が、ソビエト内で秘密軍事演習している状態は見逃せなかっただろう。ドイツとソビエトの間に楔を打ち込めば、対日政策も、対支政策も決まって来る。

 日本は東アジアで最大の軍事力を持っていたが、目的は半ば達しつつ、大東亜戦争に負け、無力化した。それ以後、他の手段をもってする戦争の継続である政治力によってEU統合に突き進んだドイツと違って、日本は何もしなかった。ドイツの構想力には舌を巻くが、日本人の国民性にそんなものはない。ドイツ人はスペイン人やイタリア人なんか嫌いだろうし、嫌われてもいるだろうに、無理に無理を重ねて統合する意味が・・・うーん、もしかしたら、ヴェストファーレン条約から、一歩前に進むみたいな意味かな、だったら価値がある。

 対戦前、英国は対独政策に沿って、大陸に諜報網を構築していた。これは対独戦から、対露冷戦まで稼働した。
 元々、イタリア北部のアナーキスト(リバタリアン)組合活動家だったムッソリーニのファッショ運動を切り捨てたカトリックは、それ以来、冷戦時代を通して英米の戦略に乗った。最大と言える作戦はポーランド連帯で、情報機関、教会、右翼、暗黒街、フリーメーソン、オプスデイまで参加し、資金を含めてあらゆる支援を展開した。
 その結果が、ドイツって・・・・

 カトリックは、リベリア半島やイタリアやポーランド、オーストリアやハンガリー、どうするつもりかな・・・

 英国のEU離脱で、地政学は復活した。