エレーヌ・ブラン、フランス語では著書が出ている。
英語だって、必死なのに、フランス語なんかまったく勉強していない。
問題はそこにある。
ああ、一度、ちょっとと思って、英仏併記のボードレール詩集に手をつけてみたら、堀口大学が誤訳しているのを見つけ(フォンテーヌね)、しかも、誤訳が継承されていて、訳書だと誤訳本の方が多くて、正しい訳の人が少ないのを知って愕然とし、何だか嫌になって放り出してしまった事があった。
堀口大学、ボードレールとは相性が悪かったんだと思うけど、それでも日本に紹介しなければという使命感があったんだろうね。で、よくわからないけど、精密にやるのは後に続くを信じて、とにかくやっつけたんだろうな。師の誤りを正していない弟子どもは、墓の中ででも恥じるべきだ。
アマゾンでリストを眺め、ため息をつく。面白そうなのがあった。
読みたいんだけど・・・