2012年11月4日日曜日

米兵とやくざ 沖縄


 11月2日、沖縄で米兵が民家に侵入し、傷害事件を起こした。
  事のなりゆきは以下に引用した読売新聞の記事にあるもののようだ。

 少年殴打の米兵「帰りなさい」に逆上、暴れ出す(http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121103-OYT1T00925.htm?from=main7)

 沖縄県読谷(よみたん)村で2日未明、米空軍兵(24)が住居に侵入、少年を殴ったとされる事件で、空軍兵は直前まで酒を飲んでいた居酒屋の店主から「外出禁止の時間だからもう帰りなさい」と注意されて逆上し、暴れ出したことが関係者への取材でわかった。
 米軍は、10月19日に日本滞在の全米軍人に夜間外出禁止令(午後11時~午前5時)を出したばかり。県警嘉手納署や 関係者によると、空軍兵は1日夜、1人でこの店に来て飲酒。午後11時前に店主が帰るよう促したところ、突然暴れ出し、2日午前1時頃、店を飛び出したと いう。その後、同じビルの3階にある会社員宅に侵入。寝ていた男子中学生(13)の顔を拳で殴って1週間のけがを負わせたとして、住居侵入や傷害などの疑 いが持たれている。
(2012年11月4日06時45分  読売新聞)

  日本復帰前、沖縄では米兵が民家に侵入し、泥棒をしたり女性を強姦したりといった事が頻発したという。米軍が統治していた沖縄では警察がアテにならず、地元の若者たちが不良米兵に対抗しなければならない次第となった。これは確認していないが、現在でも、米兵が起こした事件は米軍が捜査指揮をするのかどうかを確かめてから警察が動くのだと聞いた事がある。
 米兵へのファイトバックの若者たちが沖縄ヤクザの原型となった。今でも、農業をやめてしまう家があると、ヤクザに相談があり、ヤクザは子分を連れて、その農園に行き、農作業を続けるなどしている。空白ができると全体が荒れてしまうので農地として利用し続けなくてはならないからだ。
 沖縄ヤクザは抗争も激しいが、こうした一面も色濃く持っている。