2018年3月30日金曜日

環境派

 アレだろ。エコロって、嘘ばっか言ってる狂信者の事だろ?







現在の不思議

 ロシアは西ヨーロッパを狙って軍隊の最新鋭化に取り組み、成功した。
 イランの核武装に、サウジは対抗しないわけにはいかない。ロシアの力で持ち直したアサドのシリアはどうするかな。
 中東の核武装が始まる可能性が高い。
 支那は経済崩壊が言われている。今までも、そういう言説はあったけど、感情的な議論だったり、支那嫌いの人に売らんかなで信憑性に疑問があった。でも、誰でも、支那のバブルが弾ける日が来るのはわかっている。問題はいつかという事であり、これまでの言説は希望的観測として、明日にも崩壊すると言い募ってきたところに問題があった。
 影の銀行や幽霊都市、発展の裏の凄まじい負債、腐敗、隠蔽、絶望的な格差拡大・・・支那はあまりにも多くの問題をかかえている上に、解決の可能性が見えないどころか、人口の多さといった条件によって問題の表面化に時間がかかるため手を打とうとした時には、収集がつかなくなっている。
 習近平が「習語録」などを出しているのは、毛沢東の亡霊を地獄に封じ込めるための呪いだが、二度とあの時代に戻らないという決意は国家的合意だと推測される。
 今後の難局に立ち向かうには習のような人間が必要かもしれないが、それが支那や世界にとって幸せかどうかはわからない。

 みんな、つまらない事に血道を上げてるなぁ。




2018年3月26日月曜日

世界遺産にしたらぁ

 あのさ、文化大革命の虐殺と蛮行に比べたら、天安門事件なんてお子様だろうよ。




2018年3月25日日曜日

引き寄せも強引だし・・・

 潜在意識が幸運を引き寄せるって・・・おめえの意識、全部外に出てて、潜在なんかしてねえじゃねえか。意識の露天掘りって言うか、馬鹿丸出し。昔っからさ。





2018年3月20日火曜日

私たちはリスクと共に生きるしかない

 リスク論から見ると、福島原発事故以後の脱原発派の考え方とリーマン・ショックはよく似ている。
 まず、福島原発事故以前から見ると、原子力行政のあり方として、リスクに対する説明責任を果たしているとは言い難いようだが、しかし、リスクについて説明しようとすると、リスクという言葉だけで噛み付いてくる活動家が説明会に入り込む状態があり、冷静で客観的な説明が行える環境がなかったという事がひとつありそうだ。そういう前提があって、事故が起きた時、それ見た事かとばかりに反原発=脱原発の異常な感情論が吹き荒れる事態となった。
 そうして、日本中の原発が停止する事態となったわけだが、これで原発のリスクは極小化された(このままで行けば廃炉のリスクがあるわけだから、リスクがなくなったわけではない)。
 脱原発派は、原発を止めてさえいればリスクがないものと思い、原発再稼働にだけ警戒している。
 だが、原発を止めはしたが、発電は続けなければならないので、化石燃料による火力発電のリスクは高まった。また、太陽光発電などの、持続可能性に疑問のある発電のリスクもある。そして、もうひとつ、電力不足が起きるリスクも高まっている。

 リーマン・ショックの原因をクレジット・デフォルト・スワップだとする意見がある。クレジット・デフォルト・スワップというのは、単純化して言えば、デフォルト(債務不履行)のリスクをスワップ(多数で持ち合う)する事でリスクを細分化する金融取引だが、これによって、リスクがないものであるかのような誤解が生まれてしまった。
 リスクを排除しようとした結果、リスクは見えない所に追いやられはしたが、なくなりはしなかったわけだ。それでも、リスクが見えなくなったので投機は膨らんで行った。
 可能性の低いリスクをテールリスクと言うが、市場が膨張しきった時、このリスクが、つまり、低い可能性が現実になった。今では、これをブラック・スワン・イベントと言うが、それが起きた。
 童話だったら、身の程知らずにもリスク・フリーを望んだ結果、想像もつかなかったリスクに復讐されてしまいましたという教訓で終わる。
 めでたし、めでたし・・・とはならないこの教訓から、私たちは、リスクが消えてしまうものではないという認識を引き出す事が出来る。リスク・フリーなど幻だ。夢想するだけ有害だ。
 つまり、私たちはリスクと共に生きるしかない。
 どういうリターンにはどういうリスクがトレードオフになっているか冷静に考え、意思決定しなければならない。ここでは感情を無視しなければならない。
 電力に戻ると、福島第1原発の事故で死者は出ていない。脱原発派の人々が望んでやまない子供への影響も出ていない。一時はそこらでやたらと売られていた線量計が姿を消したのは、もう線量計を持って計って回る人がいないという事だろう。ツチノコと一緒で、殺人的な放射線など観察される場所はなかったのだ。
 今、日本は世界一の石炭輸入国だが、火力発電のリスク。自然の景観を破壊して建設され、メンテナンス、将来の撤去など考慮されていないという意味で持続可能性に問題のあるソーラー発電システムのリスク。そして、需要量が供給量を上回るリスクなどを考え、原子力発電とじっくり比べて見る必要がある。
 相対的な安全はあるが、絶対的な安心などどこにもない。その前提に立って考える事が出来なければ考えた事になどならない。
 無責任な脱原発派は、もう退場しか残されていない。







2018年3月19日月曜日

音楽の老化

 最近(と言っても、若い人よりもかなり前から最近の期間内に入っているが)の大衆音楽は、演奏の部分を全部サンプラーやシンセサイザー、つまり打ち込みというヤツでやってしまって、歌だけを人間がやっているものばかりだ。その理由は、低予算で録音が上がるからだ。
 そのつもりで聞いていると、打ち込みの演奏がかなり聞き分けできるようになる。そして、それは、まず、つまらない。呼吸のない演奏だ。聞いていて苦痛になる。
 安上がりだからと、こんなものを提供されてはたまらない。これは、そう、例えれば百均音楽だ。
 本物の百均はよく行くし、なかなか役に立つけれど、百均音楽なんて言うと、百均から苦情が来るかもしれないと、少し危惧してしまうほど百均音楽はカスだ。あれじゃ歌手も可哀想だと思う。

 昔から、あそこのバンドは本当はスタジオ・ミュージシャンがレコーディングしているとか、そういう話はあった。それも、レコーディングを手っ取り早く、安上がりにすませるためのやり方だった。でも、全部が全部そうではなく、そういう事もあるという範囲の話だった。

 今の打ち込みは違う。システムになっているから、歌わないミュージシャンはライブ要員でしかない。人によってはライブも録音を使うから、そういう人の場合、ミュージシャンは大道具の一種だ。舞台にギターアンプを壁のように並べるなんて事する人たちがいるが、あれ、あそこから音が出てるんじゃなくて、虚仮威しの大道具だ。演奏家たちも、それと同じ扱いだったりしているわけだ。

 そういうところからも、音楽はどんどんつまらなくなっている。俺は昔(と言っても、最近の定義からして、若い人には大昔とか古代のように感じられるかもしれない)のを聞いてればいいからいいが、若い人は可哀想だと思う。









後に何かあるわけじゃないが、今、これが終わるのは、それはそれで仕方がない

 財務省文書改ざん問題で野党が馬鹿だなと思うのは、すわ森友と、反射的に反安倍攻勢に出てしまった事だ。これで問題がわかっていないという事がバレてしまった。理解力がない。
 順番として、文書改ざんが確認された段階で、調査に加わり、問題の内容を把握し、処分と、再発防止のための立法を行うだけでいい。その手際が良ければ、地に落ちた信頼が回復し、次の選挙でも議席を伸ばす事が出来ただろう。もう、遅いけど。

 安倍政権は、問題を正確にとらえ、究明し、処分と再発防止のための法案を国会に提出する手順に入り、責任の所在を明らかにして、信頼の回復を待てばいい。今の事態の政局化した側面は瞬間風速に過ぎないから、責任を果たして行くうちに収まる程度のものだ。
 様々なデマや推測が乱れ飛んでいるが、その中に含まれている正確な情報も含めて、一切相手にする必要はない。そして、その段階になるまで、余計な事を言わず、黙って事態の究明に取り組めばいい。説明責任は、果たせるようになったら、責任ある説明をすればいいのであって、のべつまくなしに何か言わねばならないという事ではない。

 もちろん、支持率の低下など気にする必要はない。選挙時にどれだけ支持率が騒がれた事か、やるべき事をやっていれば、そんなものは変わる。

 メディアも野党も、急速に力を落としている。断末魔を見ている気がする。
 まあ、他人事だからどうだっていいが、この問題が最後っ屁になるようじゃ、みっともないぜと思う。本当にそうなったら、少し笑う。







2018年3月17日土曜日

ま、政治の半分ぐらいは感情に左右されるんだろうね。馬鹿みたいだよな

 米朝(米朝はいい噺家だったけど、この米朝はアメリカと北朝鮮)会談は5月に予定されているけど、半島危機が去ったわけではない。
 こんな時に政局?

 森友、野党とマスコミがもの凄い時間(国民の時間=リソース)を使って何も出なかったけど、やっとこさ、役所のチンケな文書改ざんが出て来た。
 これは、誰がやったのか? どうしてやったのか? いつやったのか? 他にはないのか? といったあたりを追求し、再発防止を考えなくてはならない。
 経済データを改ざんされたりしたら、まともな政策決定は出来ないし、投資も出来ない。株式どころか、国債が売れなくなって、格付けが思いっきり下がるよ。財務省、何てことしてくれたんだ。
 そういう問題なのに、政局?

 財務省は、議会をナメて、コケにしたわけだけれど、野党は政権批判に終始している。役人が政権もコケにした可能性もあるのに、そんな事は考えもしないで、政権、いや、安倍首相個人の攻撃に走っている。血迷ってるよな。
 これは超党派で財務省、そして、他の全官庁の調査を行うと同時に、こんな事が起きないシステムを考えるのが筋だろう。

 野党も調査に参加すれば、安倍政権の指示があって改ざんが行われたかどうかはっきりさせられるんじゃないかね。そこに乗りもせず、誰も何もわからない状態のまま憶測で腹を探り合っていても何も解決しないのははっきりしている。

 事を明確にすれば、自ずと政局になるかもしれない。ともかく、役所の清掃が出来るのは確かだ。

 そういうまともな方向に行かないで、ただ感情的に騒ぐのは、馬鹿か、含む所があるか、両方なのか、なんて見方をするしかなくなる。自民党内で政局方向に動いている連中も同じだ。

 人の足を引っ張っても、全体が地盤沈下するだけで、今のザマをさらしている野党が政権取れるわけじゃないし、石破に支持が集まるわけでもないぜ。
 地盤沈下をしたら、相手にされず、力もなくなり、何も出来なくなるだけだ。
 それで嬉しいのは、支那と北朝鮮だけなんじゃないか?

 ええっ? これで政局ぅ!?

 おかしいだろ。困るなぁ、もう・・・・






谷岡郁子、ああいうクソババァが権力を持つのが日本の後進性だね

 谷岡郁子、ひどかったね。何だこの婆ぁと思ってネットで見たら、何だ元民主党じゃないか。それで脱原発派だって、ああ、やっぱりなという感じだ。
 教育で食ってきた一族の出で、至学館大学学長になったのは、その関係か、民主党文教族に文科省が忖度して、天下り手配係だったエロ官僚前川喜平(「文科省 天下り 風俗」で検索すると名前が出るよ)が、文科省のパワーで学長に据えたのかはわからないが、口のきき方ひとつ知らないのは、いや、まったく民主党くずれ丸出しだった。

 たいていの日本の政治家は口のきき方を知らないが、そろそろ直した方がいい。政治家になりますとなったら、しかるべきトレーナーについて、きちんとした喋り方、活舌、発声、冷静な対応方といった項目はクリアしてもらいたい。政治家はプロの口説の徒でなければならない。政治は言葉なのだ。だから、馬鹿げた失言、放言をする人は、それだけで政治家失格だと心得なくてはいけない。
 その意味で、与野党を問わず、ほとんどの政治家は失格で、壊滅状態と言っていい。恥を知れ。政治は権力を振り回すじゃなくて、立法サービスをする仕事なんだぜ。

 谷岡の婆さんは、何が言いたいのかわからない会見をしたけど、あのわからなさで教育に関係してもらいたくないね。あれで志学館を志望する若者が減ったんじゃないかね。もしかしたら、自分が目立ちたい一心でしゃしゃり出て来たのかもね。
 志学館に入ると、あの婆ぁの長話を聞かされるんだな。人の青春を無駄に遣い散らす婆ぁだ。学生が可哀想だ。





 


2018年3月13日火曜日

日々の散らかり

 香典返しでもらった紅茶に香りがなくサエない味なのでアールグレイを少し混ぜたら、そこそこ行けた。俺のすることなすこと、一々細かく文句を言うようになったというのは「ふられた気持ち」という曲の2番の歌詞の一節だけれど、夫婦だったらあたりまえの話で、どこにも面白いところも潤いもない。そんな事を大げさに歌う理由が理解しにくいが、プレスリーが歌ったくらいだから名曲なのは確かだ。

 確か、あの曲はフィル・スペクター、バリー・マン、シンシワ・ワイルが作ったものだ。後にマンとワイルは夫婦になり、スペクターは殺人犯となった。裁判で、スペクターは最後までジタバタしたが、ハゲだったのがバレただけで有罪となった。
 
 ティム・オブライエンは「チューリップ・オン・ザ・テーブル」という曲で女房はもう俺を愛してないとリフレインするけど、それもわざわざ言わなくてもいい、ありふれた話で、夫婦仲なんて良い方が珍しいんだ。
 話もしないとか、オブライエンは何を考えているんだと思う。女房の話なんか聞きたがる気持ちがわからない。何だろうね、そんなんでもってる所がアメリカの強さなのかね。
 でも、いい曲だ。









2018年3月12日月曜日

安全のために、安心してはいけないね

 アメリカは、北朝鮮から核が除去されればいいだけだ。それ以上踏み込むのは、コストに見合わないのだろう。核の除去だけで、当面の国益には十分なのだ。
 だが、万が一、北朝鮮から核が除去されたとしても、日本はそれですっかり安全になるわけではない。核が除去された分マシになるだけだ。万が一ね。
 日本人を拉致し、大量のスパイを日本に潜入させ、漁船を使って密漁、領海侵犯を繰り返す、無法な軍事国家は存続する。

 かつて、ソ連の崩壊後、テロリストがソ連軍の保持していた核兵器を入手する可能性が問題とされた事があった。
 北朝鮮は小さなテロ集団ではなく、国家だ。これがテロ犯罪者でもある。金正恩の父親、金正日はミャンマーで爆弾事件を起こしている。大韓航空機爆破テロ事件もあった。日本人、韓国人の拉致も誘拐テロだ。
 テロ国家北朝鮮が核爆弾を持った。そして、アメリカ本土を狙える核ミサイルを持とうとしている。
 アメリカにとって、これは大きな危機の芽であり、摘み取らねばならないものだろう。だが、アメリカの危機と日本の危機とは自ずと違いがある。
 北朝鮮が危機の元凶である点は一致している。大枠では、ここで互いの国益が一致し、共同歩調をとっている。
 しかし、核兵器やミサイルがなくても、北朝鮮というテロ国家は、隣にあるテロ国家として、日本にとっては大きな危険要因だ。

 原発や築地市場移転では、安全であるにもかかわらず、その安全を広報、周知すべき諸機関が、安全であるものを「安心ではない」と言って否定しようとした事があった。今も、やっている馬鹿どももいる。
 それが、今度は、万が一、アメリカの当面の国益の線に沿った妥協点として、北朝鮮が核ミサイル開発を断念し、核を放棄したとしたら、そこで「安心」感が醸成されるかもしれない。でも、北朝鮮が核を放棄しても、日本は「安心」できるほど安全ではない。

 米朝会談がどうなるかわからないけれど、どうなったとしても、日本の安全が確保されないのは確かな事だ。
 もしかしたら、「安心」を宣伝する者が出るかもしれない。正真正銘の馬鹿か、北朝鮮の手先だと見て間違いはないだろう。













文部省ダメだな。落第だ。

 レスリング協会、スポーツ庁の所管だけど、ダメだね。
 問題が起きた事、処理が出来ない事、運動選手上がりがやってるから、頭悪いと、誰しもが思ってしまう。
 確かにそれはそうだろうけど、コーチング、スポーツ医学、組織のマネージメント、ガバナンスの教育、訓練を受けていない人には、組織運営や管理なんか出来なくて当然だ。そこは所管しているスポーツ庁、つまり、文部省がやらせていなければならなかったところだ。
 この間の相撲協会も同じだ。相撲取り上がりに親方は出来ても、協会の運営なんかロクに出来ないに決まっている。
 文部省が表面つらの形ばかり作って、中身を作らないから、結局、後でロクでもない問題が起きる。
 本体に中身がなくて、後から、委員会だとか、何だとか、くっつけて盛っても、金ばかりかかって、現状維持しか出来ない。

 組織を運営するのに必要な人材は、選手上がりとは違う。文部省、大学教員や色々な団体への天下りの手配で手一杯で、そういう内容のある事は理解できないのだろうが、これからも問題起きるにきまっている。

 相撲が外人力士ばかりなのは、日本の若者に相撲協会がダメなのを感じ取られて、敬遠されてるからだ。他の競技も、相撲のように現状維持すら出来ない、縮小過程に入るような事態になりたくなければ、団体を身綺麗に、風通しのいいものにする必要がある。スポーツ庁なんてアテにならない。

 繰り返しておこう。
 スポーツ庁、文部省はダメだ。








2018年3月9日金曜日

Kaki King の Live at Berklee がいい

 久しぶりに Kaki King が聞きたくなり、スポティファイで探したら、聞いたことのない「Live at Berklee」 があったので聞いてみた。
 凄く良かった。才能のある人だとは思っていたけれど、どんな事をやろうとしているのか、うまく把握できないでいたのだけれど、ああ、これかと、明確になった。
 演奏の技量は並々ならないものがあったけれど、鋭利になり、緊張と集中にも素晴らしいものがある。
 音のイメージのつかまえ方、演奏への落とし込み方、演奏のどれをとっても妥協がない。お高くとまっているのではなくて、その純粋さゆえに、一切の通俗性から見事に無縁な音楽を作っている。
 了解のしやすさは通俗性を導入すると簡単に手に入るのだが、明確さだけを了解の手がかりにする事に成功している。
 お高くとまってはいるが、実際は通俗性を大量に密輸して成り立っている、「現代」やら「前衛」やらとはまったく別ものと言っていい。そのテの「現代」やら「前衛」やらは、第一次大戦の後あたりからこっち、同じ事をやってるだけだ。取り柄と言えば、間抜けな連中がありがたがりやすいような型があるという所だけだろう。ただし、この型は空手の型と違って、役に立つ事はない。

 もう、新しい音楽はほとんど聞かないんだけど、キングの音楽なら心からいいと思える。









2018年3月7日水曜日

間違いは正された方がいい

 日曜日、友達と話していて、昔々のベトナム反戦運動はひどいものだったねという話題になった。旧ソ連の情報工作があれほどうまく行った事はなかった。日本で共産党とつながっていたベ平連などが活躍していたが、アメリカ本国でも学生運動が注目を集めた。

 当時、ベトナムにベトコンを名乗る勢力がいる事になっていたが、実際に米軍と戦争していたのは、南に侵入した北ベトナム軍だった。ベトコンの実態は、北ベトナムが山岳少数民族などを武力で強制して作らせていた麻薬を米兵に売りつける販売ルートの与太者で、少数民族の女性を強姦して殺すなどといった行為ばかりしている者がほとんどだったという。
 北ベトナムの指導者だったホー・チ・ミンは、大東亜戦争中、工作員で、抗日運動をしていた事になっていたが、本当はアメリカの工作員だった。
 ベトナムは戦前はフランスの植民地だったが、日本軍の侵攻でベトナムから追い払われていた。戦後、その植民者たちはベトナムに戻ろうとしたが、ホーはフィリピンなみの属国という事で独立させてくれと、アメリカに交渉した。
 アメリカは、フランスの植民者たちの肩を持ち、ホーの願いを聞き入れなかった。フランス人たちが、戦時中の反独レジスタンスを担った勢力でもあったからで、戦前からのつきあいがあったためだった。
 そこで、ホーは、現地に残留した元日本兵と手を組み、軍事顧問にしてベトミン軍を作った。
 フランスはド・ゴールが帰国したが、ベトナムに派遣できる軍隊など存在しなかった。そこで、ベトナム植民者たちはドイツ軍を雇い、ベトナムに送り込んだ。
 ベトミンとフランス軍の戦いという事になっているが、北ベトナムが作られるまでのベトナム独立戦争は、ある意味で日独戦だった。
 この戦争で、ホー・チ・ミンは戦費を捻出するために山岳民族に麻薬を作らせていたが、フランス側は山岳民族に、ホーではなく、フランスに麻薬を売るよう働きかけた。山岳民族ホーを毛嫌いしたいたので、フランスの交渉に応じた。この麻薬は、フランスの情報機関の手でマルセイユに送られた上、アメリカに密輸された。これがフレンチ・コネクションだ。
 フランス人植民者たちの後、アメリカが乗り出した。旧日本兵は、北ベトナムの樹立後に、ほとんどが日本に帰還した。

 フランス人たちは、アルジェリアに行った。
 ド・ゴールは、ベトナム植民地の維持に興味を持たなかったようだが、それは、植民者が英米派であり、ド・ゴールは英米と不和だったためのようだ。ド・ゴールは英国に亡命していた時から、冷たくあしらわれていたのだ。
 植民者たちは戦時中、フランスのレジスタンスを担った勢力だったが、彼らは、戦前から英国が大陸に構築した対独諜報網の一部でもあり、必ずしもド・ゴールの亡命政府の指揮下にあったのではなかった。戦後、英米派の植民者とド・ゴールの間には対立が生まれた。
 ド・ゴールがアルジェリアを手放すと決めた背景にも、この英米派との対立があったかもしれない。英米派は何度かド・ゴール暗殺を試みている。
 ベトナムーーアルジェリア植民者たちは、ソ連がパレスチナ人テロリストやヨーロッパの極左組織を使って西欧社会を動揺させ、ヨーロッパ侵攻につなげようとした目論見を打ち砕く戦いを展開するが、それは後の話になる。

 ホー・チ・ミンの北ベトナムは対米戦争を行ったが、ソ連はこれを強力に後押しし、ソ連軍だけでなく、北朝鮮軍などもベトナムに派兵している。ベトナムで米ソの軍隊が直接交戦もしている。
 軍事だけで言えば、米軍が勝っていたといわれているが、ソ連は西側の自由主義諸国の弱い部分を突いた。自由だ。共産圏ではありえない報道の自由、政府批判の自由、表現の自由を使った工作を展開し、ベトナム反戦運動を盛り上げた。
 ベトナム戦争の前に、アメリカでは公民権運動があった。黒人の人種隔離を撤廃する運動だった。この公民権運動で力をつけたアメリカの左翼がベトナムの反戦運動を拡大させた。
 社会主義圏では、権力による社会の統制が厳しく行われていたから、根強い社会的差別、人権侵害、貧富の差、貧困、権力による様々な弾圧などの問題は、徹底的に隠ぺいされた。西側先進国とは比べものにならないほど共産圏は酷かったのが実際だったが、西側の左翼指導者たちは、そうした実情を知っていながら隠していた。この件は、後にフランスでミシェル・フーコーや新哲学派が追及するところとなった。 
 アメリカの反戦運動指導者たちは、米政府の手で秘密裏に警護されていた。政府機関員が反戦集団に潜入し、運動指導者たちの身辺を守っていた。キング牧師が殺された後の暴動の再発を恐れたのだろう。

 ベトナム戦争の後、周辺では一時、共産勢力が拡大し、その結果、中国の支援を受けたカンボジアでは、大虐殺が行われた。
 このキリング・フィールドと中国とベトナムの軍事衝突、ベトナムからのベトナム人難民の流出といった事が続き、アジアの共産化の流れが終わった。

 中国とベトナムが戦火を交えた中越戦争では、中国がベトナムを懲罰すると言って攻め込んだが、中国軍が正規軍でもない民兵に撃退されてしまった戦争だった。
 この時、中国軍は武器も持たせない歩兵を大規模に突撃させる、伝統的な戦術をとっていた。中国軍は、朝鮮戦争でもこれをやった。大東亜戦争当時、日本軍と戦った国民党軍も同じやり方をしていたというから、中国紅軍は国民党軍を見習ったのだろう。今の中国軍は、やっとこの古代的な戦術から脱却したようだ。

 ベトナム戦争後、南ベトナムに入った北ベトナム軍は、略奪を行い、南ベトナムを支配した。共産主義体制を逃れ、多くの南ベトナム人が難民となった。だが、海に出た難民の多くが海賊に襲撃され、殺された。
 日本にも、沢山のベトナム難民が来た。
 カンボジアの虐殺、中越戦争、ベトナム難民。ベトナム反戦運動を振り返って反省する機会は大きくこれだけあった。だが、ほとんど、何の反省もなく、あの馬鹿げた騒ぎが、何かいい事だったと思っている者たちは少なからずいる。

 ベトナム戦争時代に、西側での情報工作がうまくいったソ連は、イタリアの赤い旅団、ドイツのバーダー・マインホフ集団などを使ってテロを展開させた。その軍事訓練や武器供給を行ったのがPLOやPFLPのパレスチナのテロ組織だった。
 西側のテロ組織は誘拐や強盗で資金を稼ぎ、パレスチナから武器を買った。

 この左翼テロリストと戦ったのが、フランスではかつてのベトナムやアルジェリアの植民者の系統の勢力だった。英米は、戦後になってもこうした勢力を維持していた。

 ソ連は南米でも同じやり方をした。キューバを経由して南米左翼ゲリラに武器を売るなどの軍事サービスを提供した。南米の左翼ゲリラは資金調達のために誘拐ビジネスを行ったり、麻薬カルテルと連携したりした。麻薬カルテルが政府との戦闘を恐れないのはそのためだ。麻薬カルテルの警備を左翼ゲリラが行っているのだ。
 南米の麻薬はキューバに運ばれ、キューバから高速艇でアメリカに密輸される。「マイアミ・バイス」というテレビ・ドラマの背景にはこうした問題があった。また、映画「バッド・ボーイⅡ」では、主人公たちが、キューバに潜入して密輸犯と戦ったが、あの筋立ての土台はとても現実的だった。

 ベトナム反戦運動が盛んだった頃にマリファナやLSDといった薬物が流行したが、LSDの大きな供給元がCIAだったのは、今ではよく知られた話で、そこには別の問題があるが、まさにそうした薬物の幻覚に現を抜かした馬鹿どもが「ピース」などと戯言を口にしていた。
 しかし、麻薬と武器、そして、人身売買の流通は重なっている。平和を願う脳足りんの手元に薬物が届く道には、平和など程遠い悪が敷きつめられている。ベトナム反戦運動の「平和」は上っ面で軽薄なものであり、大きな戦争と暴力を、知能程度の低い情緒で取り繕った嘘でしかなかった。

 もう、耄碌してしまった団塊の人たちはしかたがないとして、嘘を真に受けてしまった若い人は、そろそろ目を覚まそうね。
 まだ寝言をほざいてる人には、
「ゴザ巻けや」
 とでも言ってあげましょう。

 ベトナム反戦運動の次に、ソ連が仕掛けた工作は、反核運動だった。今も日本で無根拠に原発を止めさせている反原発運動は、その流れを汲んでいる。
 ロシアも支那も原発をやめるなんて馬鹿な事してないのはもちろんだ。



 

2018年3月2日金曜日

脱原発なんて、逆立ちして世界を見るの、やめなよ

 日本は原発止めたままで電気自動車推進なんて、本末転倒ではないか。

 ドイツはフランスという原発大国が隣にいて、電気を売ってくれる状態で環境がどうのと言ってるんだから、土台がまったく違う。それに、東日本大震災前、メルケルさんは、原発推進に舵取りをする準備で、ロシア企業とドイツ企業を組ませていた。それが福島の原発事故で転換した。ドイツやスイスに電気を売っているフランスの経済もあるし、それはそれで受け入れ可能な選択だったという事でしかない。