2018年10月11日木曜日

何か、ミもフタもない理由かな? だったら、ごめんね。

 原子力発電に反対するのは信心だから、理性や理論、事実では説得できない。感情の方が優先されてしまう。だから、脱原発の人々が感情的に政治的な力を行使するのを止める事は出来ない。日本が民主主義国家だからだ。
 これが中国とか、ロシアとか、旧社会主義陣営の東欧圏、あるいは、南米のキューバ、ニカラグラ、ベネズエラといった国なら、ああ、もちろん北朝鮮もだね、そういう国々なら、国民、市民、庶民、人民、大衆・・・何でもいいけど、そういう人々を無視して、政府がどんな決定でも出来る。
 で、どうしようもないものであっても、国民の意向が尊重されるのと、権力者の決定だけが尊重されるのと、どちらがいいかははっきりしているので、原発は動かした方がいいけど、動かさないでいても我慢する。いくら動かした方がいい理由が沢山あり、止めておく理由が無知と蒙昧と迷信と政治宣伝だけだったとしても、しかたない、民主主義システムの維持のために我慢する。もちろん、原発を動かした方がいいと、機会があれば、また、その気になったら、当然、発言するけれども、でも、現実として無知だったり、人の無知を利用している人たちのせいで原発が動いていない事には我慢をする。

 脱原発で、マルクス主義は正式に宗教化し、日共も新左翼も共産教となった。元々そういう体質だったが、もう信心とみなすしかない。つまり、面倒くさいから、良くて適当にあしらう程度、普通はまったく相手に出来ないものとなった。それで困る人はいない。

 さて、どうして我慢なんかができるかというと、脱原発を支持していたり、日本のリベラルを支持している、ほぼ重なっている層が高齢であり、また、その層はほぼ後継者のいない層だからだ。つまり、数年で勢力が大きく後退し、10年もすれば、まあまず無力化してしまうからだ。
 それまでは、中国や北朝鮮など、近隣の軍事大国の危険な動きに対して、外交で対処して行くしかない。5年10年で改憲の環境は整うだろうから、そこをしのげば東アジアの平和と安定に貢献できる防衛力を整えられるようになるだろう。
 どうせ時間のかかる事をするのだから、感情に身を任せる水準の人々を相手に事を構えるだけ無駄だ。今は、無理なく進められる事だけを進めておけばいい。