東日本大震災の日、牛丼屋さんで働いていた人は・・・
交通機関が止まり、帰宅できなくなっていた。店は営業を続けていたので、そのまま働いていた。どんどん客が来て、しばらくすると食材が底をついた。
店を閉め、従業員全員で別の店舗に移動した。
その店にも客がつめかけていた。その店でも応援として接客した。
また、食材がなくなった。再び、別の店に行った。
こうして、小さな店舗から大きな店舗に向かって移動して行った。客は切れる事なく、どの店もいっぱいだった。
朝まで働き、電車が動くようになったので帰宅した。
ある店で、みんなに慕われているおばちゃんが、若い店員を心配して、食べ物を持って、自宅から店に自転車でかけつけたという話を後で聞いた。