2010年7月13日火曜日

不況の本当のところは、蛸にでも聞くしかないかも ■Spider on■2010/07/13

■英国の不況が、当初考えられていたよりも深刻だという記事が出ました。日本のバブル崩壊の後、表に出てきていた数字は実際の10分の1ぐらいだったかと思います。実際のところが最後までわかりませんでした。今回の世界不況でも、本当のところの数字は、まだ出ていないか、永久に出て来ないかもしれません。
でも、政策担当者はだいたいのところがわかっているはずです。英国新政権の厳しい経済政策や、ドイツのメルケルの銀行規制などは現実の厳しさの反映に他ならないでしょう。問題なのは、それが厳しいかどうかではなく、それで間に合うのかどうかでしょう。
中国の格付機関が欧米企業のランクを下げたのも、同じ理由でしょう。でも、欧米が本当にダメになると、中国は輸出先を失い、投資も失い、没落します。
■ワシントン・ポストが有料化したので、リンクから外しました。今後、有料化するメディアが増えるのかどうかわかりませんが、世界中の印刷メディアが直面している転換は深刻です。