2010年7月23日金曜日

ヒラリー、ベトナム批判 ■Spider on■2010/07/23(金)

■ヒラリー・クリントンが人権問題でベトナムを批判しました。人権問題なら中国も最低の部類ですが、ヒラリー・クリントン、中国の人権問題を批判した事がありません。やはり、資金源だからでしょうか? 北朝鮮非難も、ベトナム批判も、中国にとって有利な話でもあります。ヒラリー・クリントンにとって人権というのは何なのでしょうか?
■EUの銀行ストレステスト公表が迫っています。ストレステストというのは、これ以上の不況に耐えられるかどうかを測定するものです。つまり、次の経済危機、不況が迫っているという事なのでしょう。
■昨年、英国でのワンデイ・サミットG20で抗議活動に参加していたイアン・トムリンソンが警官隊に暴行され、死にました。最初に記事にしたのは、ガーディアン紙でしたが、暴行の現場をとらえたビデオがユーチューブで公開され、そのビデオへのリンクとともに、各紙が後追いし、新たなビデオも次々と出ました。新聞に動画がついており、それが共有されるというインターネット報道のひとつのモデルを作った事件でもありました。暴行事件を引き起こした警官たちは、予算不足のため、訓練も受けずに抗議行動警備に出動し、世界中から集まった抗議行動活動家に対峙していました。殺されたのはそうしたプロ的な活動家ではなかったのですが、警官たちに区別はつかなかったでしょう。暴行致死事件を引き起こした警官たちを告発するよう、監視委員会が勧告しました。景気浮揚を訴え、規制を否定し、国際的な財政出動を決めたG20でしたが、すでに失敗は明らかで、立役者だったオバマ大統領も失速状態に陥っています。そして、世界は金融規制に向かっています。
金融規制と予算削減、小さな政府が先進国の一致した政策となっていますが、財政的に一番問題のある日本だけが逆行する道を歩みつつあるようです。