2010年8月13日金曜日

決定と結果 ■Spider on■2010/08/13(金)

■オバマ政権は、イラクを捨てる形で撤退しようとしています。オバマは撤退を公約して大統領になりましたが、それはイラクを捨てると言ったわけで、オバマが選ばれた時点でこうなるのは決定していました。ただ、撤退するなら、その前に集中的な攻撃をして敵を弱体化させるのかと思っていたら、それが出来る状態だったら、撤退する必要もありませんでした。イラクの現政権に敵対している旧フセイン派やアルカイダは米軍と違って法律に縛られませんから、今まで通り拷問でも虐殺でも何でもやります。後は、アメリカの援助で雇う傭兵に安全を委ねる事になるのでしょうか。イラクの未来は暗い。
中東地域でのアメリカの信頼は、また低下しますが、それもアメリカ国民が選んだ事です。
■大統領選挙でカガメ候補が地滑り的勝利を収めたルワンダの首都キガリで手榴弾テロがありました。アフリカへはアメリカ、ロシア、中国、フランスが武器を売り込み、中東からも武器が流れこんでいます。今後、アフリカでの衝突、紛争が増えて行く気配です。
■アメリカの景気回復が不安な状態になって来ました。不況の二番底は誰でも口にしていますが、当面、経済は打つ手がない状態でしょう。金融をいじって表面的な好況を演出するのももう無理ですから、根本的な取り組みをするしかありません。そうなると、しばらく不況に苦しむ事になります。
■北朝鮮チームが敗北のために罰せられたそうです。そういう事では強くなれないのがわからないのが北朝鮮という国なのでしょう。