2017年9月28日木曜日

ガラパゴスな人々 1

 スマホの前の携帯の事をガラケーという、ガラパゴス携帯の略で、独自すぎる進化をとげたため、そこでしか通用しない閉じたものだという事を、ガラパゴス島の比喩を使って表現しているのだと思う。
 森加計報道、いや、騒動を見ると、マスコミは、ガラコミと言うべきかもしれないと感じたりもする。
 もっと平易に言うと、閉じて固まって、どうにもツブしがきかないのをガラパゴスというのだろう。だとすると、、リベラル知識人という人たちもガラパゴスだ。何と言うのだろう、ガラリベだと座りが悪いし、ガラ識人かな? ガラチーでもいいな。まあ、とにかくそういった人たちだ。
 古い話だけど、2015年9月14日に安保法制の反対集会で演説した知識人たちがガラパだった。今も言ってる事も、考えてる事も違わないだろうからちょっと見てみよう。

本当に有識者? 首相呼び捨てで批判「安倍の頭にくぎを」「安倍は絶対倒す」「安倍を返り討ちに
(産経ニュース より)

 代々木公園の集会で、沢地久枝さんは、

「子や孫、その先の世代まで何のためか分からない戦争に投じられ、血を流すことになる」
「戦争ができる国になるのは絶対に反対だ」
と語ったという。
 うーん・・・「何のためか分からない戦争」って、申し訳ないですけど、どの戦争か特定しなければ目的がわかるわけはないんです。ちょっと雑でしたね。
 それに「戦争ができる国になる」とおっしゃられても、今でも、必要があれば戦争は出来ます。
 何だか、中身がないお話でしたね。

 佐高信さんは、
「戦争に向かって、安倍晋三とその一派はまっしぐらに向かおうとしています・・・民主の『主』の字を解剖すれば、『王の頭にくぎを打つ』・・・権力者の頭にくぎを打つことが民主主義だとするならば、・・・私たちの力で安倍の頭にくぎを打ちましょう」
てな事をおっしゃった。
 安倍さんが戦争をしようとしてるとおっしゃているようですけど、どこでどんな戦争を想定していらっしゃるのか、わかりませんね。
 今だと、北朝鮮が日本やアメリカに戦争をしかける脅迫をしてます。それもものすごくまっしぐらですから、そっちに反対演説をなさると平和に貢献出来るかもしれません。
「民主の『主』の字を解剖すれば、『王の頭にくぎを打つ』」
 主という文字がそんなフランケンみたいな字だったというのは初めて知りました。さすがに知識人ですね。文という字にも、字という字にも釘が刺さってますね。高という時にも刺さってる。言という字にもだ。釘だらけだ。知識の識にも釘の刺さってる文字がある。うーん、凄い。
 で「権力者の頭にくぎを打つことが民主主義だとするならば」って、凄い事を畳みかけている。
 民主主義は多数決の事です。誰かに釘を打つ事ではないです。ええと、キリストの手足に釘を打って十字架に磔たローマは民主主義ではなかったし、民主主義と関連の深いフランス革命は釘を打ったんじゃなくてギロチンで首を斬った。あ、でも、フランスに漢字はなかった。それに、一般に言う「主」の成りたりは、「火」から来た象形文字で、釘とは関係ない。
 なんだか、凄い独自解釈で攻めてるけど、頭に釘とか、おどろおどろしいイメージをかもしだして、佐高さんて、昔懐かしいサブカル鬼畜系だったのかな。いや、カルト系かな・・・
 この先生、デタラメばかり並べて人を焚きつけようとして、あれだね、デマで大衆を動員しようと目論むポピュリスト型だね。
 しかし、
「私たちの力で安倍の頭にくぎを打ちましょう」
 って、脅迫とか、ヘイトとか言うヤツだね。これをツイッターでやったら、アカウント閉鎖だ。
 安倍のところを「朝鮮人」に変えたらどうなる?
 客観的にものを考えられない人なんだね。