2019年4月17日水曜日

冷やさなきゃならないのに加熱して、どうする

ジョン・ルイス・ギャディスという人の書いた『大戦略論』という本を読んでる。
その中に、

感情の熱が高まれば、数年におよぶ冷静な熟考の末に築き上げられた論理は一瞬にして溶かされてしまう。その後はもはや熟考は行われず、それが数十年にわたって続くこともある。(村井章子/訳)
という一節があった。
感情しか中身のない脱原発がまだまだ続くのかと思ったら、ため息が出た。

「冷静な熟考」や理性は、福島の原発事故に端を発する感情の熱でメルトダウンしてしまったんだな・・・

ま、社会的にはそうであっても、個人的には理性的であるよう努めよう。馬鹿を見て絶望しても、何にもならないからね。