統計的に脱原発派の思考を追跡してみよう。
パラメータ1を原発悪とし、パラメータ2を原発推進とする。
パラメータ1の事前確率を100にしたいが、それだとダメらしいので100歩譲って99、いや、80ポイントにする。
パラメータ2は0でいいのだけれど、100-80、つまり、1-パラメータ1にする。
事前確率が80と20、これに尤度を掛け算する。
原発は危険 パラメータ1が90 パラメータ2に5
ここは足して1にならなくても正規化するので比較的自由に数値をあてられる。
ここは足して1にならなくても正規化するので比較的自由に数値をあてられる。
放射能は危険 ゼロでなければならない パラメータ1に120 2に4
計算すると、
パラメータ1 99.9%
パラメータ2 0.1%
ぐらいになる。
脱原発君は思う。やっぱり原発は危険で稼働させてはいけないんだ。統計的、数学的に証明されたぞ。うん、客観的だ。
事前確率が偏っていて、尤度も偏っている上にデータ数が少ない場合、当然、事後確率も歪んだものになる。
もう、こういう人はみんな、全財産をつぎ込んで先物投資でもしてくれと思うと同時に、こんな事すらやらないし、できないだろうなとも思う。
寒くなるのは、冬だからではない。