2021年6月24日木曜日

共産党の意味 破防法の必要

ちょっと前に共産党が破防法対象団体なのをめぐる話題があった。

その中で、今の共産党なんて高齢者ばかりで、暴力革命なんて不可能だよという議論があった。

それはそうだろうとは思うのだけれど、一方でロシア革命の事を考えると、レーニン一派はほぼ実体がなかったけれど、ドイツから出た資金で与太者を雇い入れ、実際に革命を起こしたアナーキスト勢力を攻撃し、殺し、革命を乗っ取ってしまったのを思い出す。このレーニン一派がボルシェビキで、世界の共産党(名前は労働党とか色々あるが:レーニンは労働なんてした事なかったけど、図々しさだけは凄いんで)はボルシェビキの派生だ。

つまり、高齢者ばかりであっても、共産党は暴力革命を行える。

北朝鮮軍を雇ってもいいし、ロシア軍のアジア系兵士の部隊を派遣してもらってもいいし、中国軍だっている。そのあたりは顧問という形で処理できるし、多様性を打ち出すなら人種を超えて世界の傭兵を投入できる。

費用は中国やロシアから借りてもいいし、援助もありえる。そうやって何がしかの地域を支配し、臨時政府の樹立を宣言すれば、中国やロシアが承認してくれるだろう。南米ならキューバ(ここも傭兵ビジネスやってるね)、ニカラグア、ベネズエラが承認してくれるだろうし、アフリカや中近東にもアテに出来る国があるだろう。

南米では、都市部で支持を得られず失敗した共産ゲリラが山岳地帯に逃げ、支配下におさめた山岳民にコカ栽培を強制してコカイン密造商売を始め、手を組んだカルテルの用心棒をしている。地域支配をする時、元々の村長などは殺されている。命令をきかない者も殺されるし、自由などはない。

そういう事だから、共産党が破防法対象団体なのは当然で、共産党を対象団体にしないようなら、官庁は国や国民を守る機能を果たしていないという事になる。

それに、民青が物凄い勢力を誇っていた時期であっても、革命など出来なかったのだから、党員の年齢構成は影響ない事になる。

共産党は、ソ連が軍事侵攻して来た場合の支配を根拠づける布石だったのだから、アチラさんが来なければ本当は暇なのだ。それで、仕方ないから「学習」したり、内部で争ったり、党員を増やしたり、反政府運動や反米運動をしたり、他の運動を排除したり、別の団体作って、他を潰そうとしたり、色々とやってきたし、今もやってる。高齢化と不人気で縮小しているのは事実だろうけど、本当は、消滅しても問題ない。ロシアや中国が受け皿を必要とした時にいくらでも作れるからだ。歴史なんて後からいくらでも作れるというのが共産主義の常識だから、ありもしない共産党をデッチあげるぐらい簡単だ。その方が維持費がかからないかもしれない。

アチラさんにしてみれば、わざわざ潰す必要もないから、あるならあるでいいんだろうけどね。こっちとしては、ない方がいいに決まっている。