2021年12月21日火曜日

平和のために憲法9条を破棄しよう

英国のロック・バンドThe Who の「無情の世界 Won't get fooled get again」という曲の最後に

「新しいボスも古いボスと同じ」

という歌詞がある。

ガッカリだろうとは思うけれど、これはまだいい方だ。「新しいボスは、古いボスよりも酷い」という残念な例は沢山ある。

レーニンがロシア皇帝よりも良いなんて、ロシアではもちろん、世界のどこででも、もうほとんどの人が考えもしないはずだ。まだレーニンを支持しているのは、利害べったりで人生やり直せないだけの人だろうと思う。

ロシアは革命の年月によって破壊されつくしてしまった。過去はもう取り戻せないし、まだ立ち直れないでいる。ロシアは、透明性のある、自由な国家には程遠い状態にある。

最近、プーチンが愛人名義で資産を隠しているのが発覚したが、側近たちも右へ倣えだろう。強力な軍隊を持つ鉄の国家も、内実は腐敗しきっているようだ。でも、共産党政権下の時代と比べると、まあ、これでも悪くはなっていないんじゃないかと思う。

ロシアがまともな国になるのに何世代かかるかわからないが、他人事で良かったと感じる。


改革が厄災をもたらした例というと、ロシア革命が筆頭だが、中国革命なども現役の厄災と言っていいだろう。

日本だったら、改革派を気取っていた民主党政権なんかも失敗ばっかだった。改革も、リベラルというか、リベラルという名の左翼ベースでは、気分と主観しかないのと、能力不足が重なって、まったくうまく行かないのがあれではっきりした。深い傷が、まだ残っている。

同じような細かな例で言えば、今は静かになったが、選挙前にザワついていた自民党の「改革派」議員たちだ。あの方たち、何か考えてる感じがまったくなかったのが恐ろしかったね。まあ、筋を通すとかなくて、議員でいたいだけの卑しい連中なんだろうね。普通、獅子身中の虫というのだと思う。ああいう人たちは、今風に言うなら、大丈夫ですだ。


で、ずっと日本の重しになってる、最もダメな「改革」は、戦後という歪んだ空間を作った憲法による改革だった。改憲は、これを何とかして、歪みから抜け出そうというだけの話だからだ。改憲なくしては、有益な改革などありえない。平和を望むなら、憲法九条はなくさなければならない。

改憲で、いったん占領下の「改革」をチャラにして足踏みを辞め、世界平和と近代日本の安定のための、つまり、日本の近代の完成のための前進を開始しなくてはならない。