2010年6月2日水曜日

昨日今日のニュースから イスラエル、ガザ救援船団攻撃



イスラエル、ガザ救援船団攻撃 10人死亡
トルコ人抗議活動家多数投獄

 6月になったと思ったら、こんな騒ぎが起きた。
 各国でイスラエルを非難する抗議が始まっている。
 その一方で、救援の艦隊に乗船していた人々が武装していたとか、攻撃はイスラエルではなく、艦隊の最後尾の船から行われた自作自演だという話も出ている。
 イスラエル当局は挑発されての出来事と弁明している。

 イスラエルとパレスチナ人の問題は、国際政治の道具にされて来た。英国も、ソ連も、アメリカも利用して来た。単純な正義感はいいものだが、それは秘めておくべきもので、振り回すと犯罪的な結果を生み出す。物事の複雑さに立ち向かうには時間と冷静さを保つ意志が必要となるという事だ。

 複雑なだけでなく、人の死ですら小さなエピソードにしてしまう恐ろしい場所でもある。
 遠くから、出来るだけ偏らない目を確保できるようになればと思うが、とうてい及ばない。

 シーシェパードやグリーンピースのようなテロリストの行動を思い出したりもしながら、色々な事を考える。行動の時ではないのだから、結論に飛びつくような事だけはしないでおきたい。