2010年9月2日木曜日

ブログ対国家 ■Spider on■2010/09/02(木)

■ウィキリークス設立者ジュリアン・アサンジが、再びレイプ告訴されました。一度取り下げられていたものです。アサンジはウィキリークスのサイト管理について相談するためにスエーデンに行き、その合間に2人の女性と会い、強姦したと訴えられています。事件そのものが謀略的というか、とても暗い感じで怪しい印象です。
アル・ゴアのマッサージ師強姦は関係者全員の記憶喪失で消滅しましたが、やっぱり元副大統領は違いますね。
■アップルが再びテレビに取り組みます。音楽では、音楽産業そのものは斜陽のままですが、新しい市場を作り出したアップルは急成長しました。映像も同じ事になって行きそうですが、グーグルが映画に手を出しているかと思ったら、アップルはテレビです。アマゾンもテレビに注目していて、アップルと競争になりそうです。電子書籍端末とテレビがひとつになります。
■モザンビークで食料暴動が発生、子供を含む死者6人が出ました。いくら暴動を起こしても、ないものはないという事なのでしょうが、無抵抗な人に警棒を振り下ろしている警官隊の写真が世界中に配信されていて、胸が痛みます。食料危機は、これから本格的になって、まだまだ貧しい国を直撃して行くかもしれません。
■ロシアのブロガーが検閲と戦っているようです。一応共産主義の看板を下ろし、国を縮小し、東欧のソ連圏を解体、冷戦を集結させましたが、それでロシアが穏やかで民主的な国になったわけではありません。旧KGB(情報機関)が権力中枢を掌握し、厳しい圧政を布いている強権国家です。先日、スパイ騒動もありましたが、そうした行為は相変わらず世界中で続けています。遊びのはずのブログが戦いになってしまうのは、現在のロシアが、自由のないひどい国だからです。革命などなく、帝政が維持され、それがなだらかに近代化されれば、ロシアはもっと自由でいい国になったでしょうに・・・繰り言です。
■インド政府の情報機関がグーグルとスカイプを監視しているようです。カシミールの暴動を抱えて、情報統制をしたいのでしょう。インドは携帯電話ブラックベリーも禁止しています。インドも中国と同じく、馬鹿げた、後ろ向きの政治によって権力を維持しようとしているのでしょうか。チャクラが閉じてますね。
■北朝鮮の武器貿易の責任者なのでしょうか、二人の名前が上がりました。チュン・ビョンホ、ユン・ホジンです。彼らがイラン、シリア、ミャンマーへの武器輸出を統括したようです。もちろん主体思想に基づいて金正日主席のためにやっているはずです。まあ、武器は密輸でない限り、すべて国家間取引で、それ自体は国家の主権ですから法的な問題はないし、北朝鮮もイランも制裁対象国ですから、交流しているのも当然です。嫌悪感はありますが、善悪の問題ではなくて、国際関係という事で目に止めておくべき情報でしょう。
■米国公民権団体が暗殺禁止の訴訟を起こすようです。問題となっているのがCIAですから、行政訴訟です。CIAの「逮捕、ないし殺害」リストを問題にして、国家機関による「殺害」を止めさせようというわけです。興味深い動きです。