2010年9月17日金曜日

サルコジ-ロマ-ナチス ■Spider on■2010/09/17(金)

■フランス大統領ニコラス・サルコジが、ロマ追放政策でヨーロッパ中の批判にさらされていますが、妙に頑張っています。これまでもそういう姿勢で生き抜いて来て大統領にまでなった人ですから、柔軟さはかけらもないでしょう。彼のロマ追放政策をナチスのロマ追放政策と同じという批判は、出るべくして出たといえますが、サルコジがユダヤ系だけに、ナチスと重ねあわせられる事は厳しい話でしょう。もちろん、批判する側はわかっていてやるのですから、説得するというよりねじ伏せようという感じです。
これはロマ云々を超えた、凄まじい対立になって来ています。
■教皇の英国訪問で、英国女王と教皇が一緒にいる写真が各紙で見られます。まさに歴史です。教皇の記者会見では、ちゃんと教会の性的虐待問題への質問もあり、教皇は「悲しい」出来事と、それなりに答えています。
■米国防総省が、対アルカイダ戦に向け、イエメンの反アルカイダ派を育成しています。こういう場合、国防総省やCIA、米軍の特殊部隊が現地入りして、秘密戦を展開するのがいつもの成り行きですが、イエメンでもそういう事になるのでしょうか。ともかく、撤退や和平交渉を推進する一方で戦域も拡大の一途をたどっている事は認識しておこうと思います。