2019年6月3日月曜日

テレビ見ない人間でも、これは言うよ

登戸殺傷事件について、テレビのワイドショーで取り上げているのを目にした。ロクでもない内容で、すぐに見るのをやめたが、テレビのように言えない事が沢山ある中で、あのような事件を扱うのは無理だ。
テレビはテレビには手に負えない事に首を突っ込むべきではない。ニュースで表面をなぞるだけで十分で、ゲーム機があったとか、どうでもいい事まで取り上げて、自ら馬鹿をさらされても迷惑なだけだ。

普段から、どこの食い物がどうのこうのみたいな事しかやってないんだから、突然、無理をしない方がいい。コメンテーター屋さんも、テレビごときで使い勝手がいいだけの人たちで、テレビの枠内でしかものが言えないのに、もっともらしく図々しく、寝言に等しい事を言わないで欲しい。どうでもいい事なら見過ごせるが、こういう時は神経にさわる。

テレビは、表面的で型にはまった通り一遍のものだというのをわきまえて、事件のような深刻な出来事の解明は、本当の専門家に任せるのがたしなみというものだ。芸能人の麻薬と違って、これは娯楽ではない。

もし本当にこの事件に取り組もうというテレビ屋さんがいるなら、今は何も言わず、専門家が事件を解明するのにつきあい、おそらく専門家の見解も千々に乱れるだろうし、時間もかかるだろうが、それから掘り下げた番組のひとつも作って見せてくれ。

無理なのはわかってるけどね。
それに、みんなが飽きるまで、事件をいじりまわし、娯楽にするのをやめないだろうとも思うけどね。

新聞だけじゃなく、テレビも、なくなってもいいと感じるのはこんな時だ。