2019年10月14日月曜日

梅沢冨美夫の言う通り

神戸の教員暴行・・・いや、何とかハラスメント事件について、梅沢冨美夫が


「でもさ、いじめられた、いじめられたって言ってるけど、あいつも男なんだろ。さっさとやり返せばいいじゃねぇかよ。何で黙ってなきゃいけないんだよ」


ここで梅沢が「あいつ」と言っているのは被害者の男性教員の事だ(念のため)。

さすが梅沢冨美夫、良い事を言うと思った。
ここで重要なのは、「やり返せ」という言葉かと感じる。暴力で押さえつけられ、力でやり返せるなら、そうすればいい。4体1でも1人ぐらいは病院に送れるかもしれない。
そして、力で無理であっても、やり返す方法がないわけではない。
前校長に報告したのもその方法のひとつだったが、これは前校長が逃げ、無視したので無効だった。じゃあ、どうするのか? 警察に暴力行為を訴えればいい。そうすべきだ。
だが、この教員は被害者にとどまった。梅沢はそこを言っているのだと思う。ただ、彼は役者であって、粗雑な言い方をしている。でも、そこらのオッサンてなそんなものだとわかっていればいいだけの話だ。

暴行を煽った女教員、煽られエテ公以下の行動に走った馬鹿教員、こいつらをまとめて犯人と呼ぶが、こいつらは織の中に行くべきで、善悪で言えば、絶対に悪い。
だが、被害者も、やられっぱなしでいた事はよくない。
これは、被害者にも何か問題があったからやられたのだといった事を言っているのではない。問題があろうとなかろうと、彼に危害を加える理由になどならないからだ。つまり、言う者が愚劣なだけだ。

ここで梅沢は、人は自分で自分を守らなければならない場合があり、その時に自分を守らなければ、人生を台無しにされたり、生命を失ったりする事もあるというのに、何でやられっぱなしだったのかと無念を言っている。梅沢は心根の温かい人のようで、だからベランメエ口調も人に好かれ人気があるのだろう。つまり、結構高級だ。

それに、彼は教員であり、生徒間でイジメや暴力行為がありうる場所にいる。もしそうした事態が起きた場合、彼は対処指導をしなければならない立場だ。
当事者は第三者と違って難しいという事はあるが、でも、あまりにも不十分な対抗処置しかとれなかった被害者である彼は、ちょっと頼りない。これで生徒の問題に対処できるのかと、かなり心配になる。
梅沢は第三者として、そこまで踏み込んで言っているのだと思う。それは、おそらく、我々が想像もつかないような理不尽な体験をし、辛酸を舐め尽くしただろう梅沢が、当事者であった自分もそこに重ね合わせての第三者だろう。

何だか、最近のテレビは、お高級でお意識お高いご意見か、何も言ってないご意見しかダメなようなので、ババァだ、ブスだ、コンチクショウだと言った説得力のある話は高座というか、講演というか、放言の会でもないと聞けなくなってしまった。


立川談志はとっくの昔にそんな事をやっていて、さっさと死んじまった・・・というのは、梅沢冨美夫とは無関係。