アマゾンの株価が、一時的にであれ総額1兆ドルを超えたそうだ。
アマゾンが成長したのは、従来の小売りが消費者の生活に合わなくなっていたからだと思う。本一冊にしても、近所の本屋さんだと1月かかっていたのが、アマゾンなら3日で届くようになった。
従来の本屋さんだと、品ぞろえとこちらの指向が合わなくて、電車で大きな本屋さんに行くようになった。そうして、本はほとんど大型書店とアマゾンで買う事になった。
他の物も同じだ。わざわざ配達してもらうのは何だか気が引けるなという物までアマゾンで買うのは、近所にないからだ。
アマゾンに対抗できるのは、徹底して売れる商品を絞りに絞って置いているコンビニだけだろう。漫然とやっているようにしか見えない商店のほとんどは今後消えて行く運命しかないだろう。
消費者として思うのは、近所に大型スーパーやホームセンターがあればいいなという事だ。スーパーが出来ていれば、その近隣の小売商店にも客が入り売り上げが上がる。一強の総取りではなく、共存共栄が出来ただろう。だが、そんな事を言ってももう遅い。
大規模店舗を規制した政策は間違っていた。民商の頑張りは商店街を弱らせるだけの結果に終わった。失敗だったですね。
そう、アマゾンは仮想大規模店舗だ。
過去にこだわらず、未来を切り開いたアマゾンの方が優秀で人の役に立ったという事だ。アマゾンも色々と問題があるだろうが、根本は消費者の生活に適合しているという点だ。そうである限り、アマゾンは強いままだろう。