2017年6月21日水曜日

区別したり関連を見つけたりが出来ない人、多いみたいだね

 憲法改正で自衛隊を国軍とするという議論になると、色々な所で戦争の話になる。
 どうして憲法改正と戦争が一緒くたに議論され、トレードオフであるかのような印象を醸し出すのか理解できない。
 憲法を改正し、自衛隊を国軍としたら、すぐさま戦争になるわけではない。また、今のままでも、北朝鮮や支那がしかけて来たら戦争になり、自衛隊が戦わねばならない。

 戦争は、憲法改正とも自衛隊の国軍化とも関係がない。有事=戦争の場合、まず自衛隊が出動するという役割が決っているだけだ。

(もっとも、その役割を果たすための法整備が整っていないので、超法規的にやって役割を果たすか、役割を果たす事を断念するかしかない)。

 今の憲法に「平和」とフレームがつけられているから、これを改正すると「戦争」というフレームがつくと、話を飛躍させ、憲法改正と戦争を一緒くたに議論しようとするのだろうが、それは印象だし、感情論にすぎない。憲法を改正し、それからも「平和」憲法と呼べばいいだけじゃないだろうか。

 憲法を改正し、自衛隊を国軍化しても、平和を守ろうという努力に変わりはない。それが矛盾すると考える人は、間違っている。