2021年7月22日木曜日

一帯一路のユートピア=絶望

 もしも中国の野望が成功し、世界が中国になったとしよう。

すべての国、あらゆる地域は、いい面も悪い面も含めて、歴史からはじき出された様々な特色、文化を持っている。その多くは無形のもので、人々の意識というよりは無意識のひだの間に埋め込まれている。だが、中国政府にそんなものは見えない。形のないものは、彼らにとってないものでしかない。

そうやって世界が中国になると、誰もが嘘をつき、隠し事をし、個性をなくし、不衛生になり、残酷になり、大声でがなるように・・・要するに中国になる。

中国は世界が中国とは異質であるからこそ、その差を利用して侵略し、盗み、脅し、利益と力を得ている。グローバリズムのインサイダーというか、闇取引というか、様々に形あるものを掠め盗っている。だが、世界が中国になってしまうと、同質になり、差を利用して富を得る事が出来なくなる。

世界がPM2.5を大量に排出し、黄砂で空が覆われ、すべての工業製品の品質が劣化し、文明は後退し、生活は貧しく、苦しくなる。世界は停滞し、中国共産党に理解できない科学、学問は禁止され・・・

そんなの、中国人にとっても面白くもないんじゃないかな。国外に出て息抜きをするなんて出来なくなる。不満と絶望がひろがるだけだ。

中国のユートピア=一帯一路って、何を目指してるんだろう?


習近平の文明破壊を許容する異常な国々、指導者は、中共とともに人類の敵だ。