2018年2月11日日曜日

馬鹿な大人ほど英語で子供を苦しめる。だが、その前に、あんた訛ってるよ

 英会話って、普段、日本語でも話をしない奴が外国語だと突然喋りだすなんてありえない。女はおしゃべりだから、沈黙に耐えきれずに何とかしゃべろうとする。男女差という事で言えば、どっちが上達するかはっきりしている。
 外国語だと母語よりも性能が低下する。だから、外国語習得においても母語が豊かな人が圧倒的に有利だ。
 母語で話す内容のない奴が、外国語で言うべき事などない。英会話を勉強するなら、何かそれなりの内容のある事を喋り、聞き、会話をするのが目的なはずだが、母語でやっている事の何割減かになるのだから、ゼロに近い奴は、もっとゼロに近くなるだけだ。そういう人は無駄だから英会話など辞めた方がいい。もっと好きな事や楽しい事があるはずだ。
 また、文法が必要だとか、不要だとか、無意味で馬鹿をさらけ出した議論があるようだが、必要な人はとことん必要だし、そんなに必要のない人は少しだけ必要だというだけだ。文法は植民地教育の簡単のために作られたものだから、きちんとやっておいて損はないが、下層民と認知されるので良ければ、文法から外れて喋っていても、たいていは理解してもらえる。
 自分はどのレベルのどんな事をしたいのかで学習は大きく変わる。最低限でいいなら、今の日本の教育よりも、もっとうんと簡単にして、中学で現在形の普通文だけをやるぐらいでいい。後、辞書の引き方は教えた方がいい。
 つまり、英語圏に違法移民になって、何とか最底辺の仕事にありつける程度という事だ。
 もっと上の仕事につきたいなら、文法もきちんと学び、難しい文献も読みこなし、正しい発音でしゃべりと、かなり堅苦しい世界に生きなければならない。
 目的、つまりゴールもはっきりさせないで、闇雲にどう学習するかを議論するというのは、まったく馬鹿丸出しだし、無駄だし、でも、強引に結論を出し、子供にわけのわからない負担を強いる事になるから、やめた方がいい。
 母語で「喋れる」だの、「お声がけをさせていただく」だの、デタラメな日本語を使って生活しているのは親だが、そこはもう手の施しようがない。子供が外国語習得で会話を重視したいのなら、本来なら、母語の発音、イントネーションから学ばせなければならない。
 でも、学校教員できちんと日本語が話せる人はなかなかいない。なまっている人も多いし、イントネーションは酷いものだ。また、時たま、間違った言葉を使う人もけっこういた。
 という事で、教員の質から言って、母語の習得に問題がある以上、外国語学習には大きな壁がある。
 だから、多くを求めるのはやめて、旅行で使える程度のものを中心に教え、もっとやりたい子を邪魔しないようにだけすればいいんじゃないだろうか。もっとやる子は学校なんかではなく、塾で勉強するから、その邪魔をするなという事だ。