2018年8月19日日曜日

無害図書の方を販売して行こうという感じなのかなと思われる次第です

 消費税値上げで、出版社団体が「有害図書を除く書籍や雑誌の税率を低くする「軽減税率」の適用」を求めているという。
 言論や表現の「無害・有害」を線引きするというのは言論・表現の自由に抵触するけど、出版社は税金さえ安くなれば、そんなものかなぐり捨ててかえりみないんだね。
 で、これからは「無害」図書を制作・販売して行くというわけだ。ふうん・・・
 そうやって、自分で自分の首を絞めて死んで行けばいいとしか言えないね。

 これに対して政府は、「納得できる有害図書排除の仕組みができていない」と、軽減税率に難色を示している。

 どちらも「有害図書排除」に関しては合意が形成されているようだ。

「有害図書」って、誰が、どうやって決めるんだろう? 警察かね?

 エロ本よりもマルクス本の方がはるかに有害だったし、ヘアヌードよりも朝日新聞の「従軍慰安婦強制連行」記事の方が有害だったけど、まったく別の権威や形式で図書の有害・無害が決まるんだろうね。

 これは、出版社団体がまったく間違っているとしか言えない。軽減税率が適用されたとしたら、自分たちの作っている本は「無害図書」です、さあ、買ってくださいって事になる。そういうの、「毒にも薬にもならない」って言うんだぜ。言論・表現にとって、最も恥ずべき事だ。

 ま、税率で魂を売りたきゃ売ればいい。