2020年8月8日土曜日

犯罪組織としての中国、そして、ロシア

法輪功のニュースサイト大紀元に

70を超える宗教・人権団体と500人を超える活動家らがこのほど、米司法省に対し、中国共産党を「国際的犯罪組織(TCO)」として指定するよう求めた。
という記事があった。

中共は、今、幇の頂点に立つ組織と言われていて、幇内部では「共産幇」と呼ばれているらしいから 十分以上に国際的犯罪組織だ。
幇が支えた辛亥革命以来、幇は中国の政治を動かして来た。国民党の実体は幇だった。
蒋介石は孫文の懐刀で、蒋介石コマンドは暗殺部隊だった。
アメリカ地下共産党の大活躍でアメリカの武器が中共に提供された。国共内戦に中共が勝利した背景にはスターリンの暗躍があった。

敗戦で追われた国民党軍は、アジア各地に散った。ミャンマー(当時はビルマ)ではそれがアヘン・アーミーになった。クン・サーは国民党軍将校だ。タイでは国民党軍が、タイ侵攻を目論むミャンマー軍への対抗軍事力となった。

阿片などの薬物は戦費調達の手段となる。南米では共産ゲリラと麻薬カルテルが手を組み、コカイン商売をやっている。キューバが密輸の仲介をし、同時に、ロシア製兵器を売っている。
南米左翼ゲリラの背後にはキューバ軍がいて、軍事支援も行っている。
キューバはニカラグア、ベネズエラなどとコラボレートし、圧政の支援も行っている。
南米の共産主義は犯罪にまみれているというか、南米の犯罪は共産主義にまみれている。

中国本土で共産党が幇の頂点に立った事で、国民党は中共の軍門に下ったと見られる。
国民党の成り立ちから見れば、台湾は中国に飲み込まれる瀬戸際だった。
それを救ったのが李登輝だが、彼は中共の下に着く事を拒否して国民党を離脱したのだろう。暗殺を含む国民党の暴力から独立派を守るには、それなりの力が必要だった。まさに、李登輝は英雄と言っていい。

中国は地上の権力と同時に、地下の権力を掌握している。いや、犯罪組織が政治権力を手にしていると言っていい。国際的犯罪組織と断定していい理由だ。

だが、ひとつ問題がある。
ロシアだ。
ロシアも中国と同じだからだ。

ソビエト崩壊後、崩壊を計画、演出したKGBは、局員からゴルバチョフ、エリツィン、プーチンと大統領を出す一方、ロシア・マフィアを傘下におさめて来た。ロシア・マフィアは企業を表看板にするが、KGBから名称を変えたFSB職員がそうしたマフィア企業の経営者に就任して行った。その過程で、古くからのロシア・マフィアが国外逃亡したり、国内で死んでいった。FSBは検死で発見されない毒薬を使っているとされるが、そうした方法で、FSBに逆らうマフィアを粛清して行った。
FSBは政府もマフィアも支配している。

共産主義国家、元共産主義国家は、このようなローグ(ならず者)国家となる例が多い。共産主義体制によって、徹底的に毒されてしまったためだろう。西側先進国のおめでたい左翼やリベラルが、共産主義諸国の嘘を能天気に真に受けて来たせいだ。

アルカイダやイスラム国、ヒズボラ、タリバンをはじめとするイスラム過激派が手にしているカラシニコフはどこから来るのか考えてみればいい。
イスラム過激派と文明の戦いは、ローグ国家群との戦いに行き着く。

囚人のジレンマ・ゲームで言えば、裏切り戦略の徒である彼らには、しっぺ返しをしなければならない。容認や黙認では駄目なのだ。

私たちは、あたうかぎり早く、彼らに裏切りの代償を支払わせる必要がある。彼らは、この今も、人類の歴史を、人命を、人間の権利を、尊厳を、他人の富を始めとして、延々と続く諸項目を、害虫として食い荒らしている。