2020年8月11日火曜日

アメリカの目覚め

香港警察が民主運動支援者で、中共批判で知られる香港メディア界の大物、黎智英を逮捕した。国家安全維持法違反の容疑だ。
中国国家の安全は民主主義と相いれないという事だが、中国が全体主義専制軍事国家であるのは前からわかっている。共産主義はみんな同じだからだ。共産主義とファシズムには違いなどない。それをわざわざ分けるのは歴史学者に左翼が多いからでしかないだろう。

いや、そんなことはとりあえずどうでもいい。問題は、なぜ、今、仮面をかなぐり捨てて正体を露わにして来たかだ。
それはアメリカに正体を見破られたからだ。欺瞞の術が敗れたと悟った中共は、もう嘘をつく必要がないと判断したのだろう。

そこで今度はアメリカが、中国の正体を見破るに至ったのはなぜかというのが問題となる。

ロシアとともにイランの核開発を支援しているからか?
イラン、ロシアとともにシリアのアサド政権を支援しているからか?
周辺国への圧力を露骨に高めているからか?
ウイグルやチベットの人権蹂躙が激しくなっているからか?
アメリカをはじめとする先進諸国の企業情報を窃盗が目に余るからか?
民主主義諸国への情報活動がひどすぎるからか?
・・・もっともっとあるな・・・

アメリカをはじめ、世界の国々が中国のひどさを理解するのを待っていた。待ちに待っていた。それはそうなのだが、なぜ、10年前ではなく、今なのか? 何があったのだろうか?