2020年7月13日月曜日

トランプさん、大事な所はおさえてる方じゃないかな

ボルトンさんのトランプさんへの悪感情は、
「そんなに露骨にやらないでくれ」
という事かなと思う。


古い話だけれど、キューバ危機の時、ソ連(当時。現ロシア)がキューバへのミサイル配備を中止したら、アメリカはトルコから撤収した。

ベトナム戦争の時に、米軍はソ連の戦闘機を撃墜したが、ソ連が、一応秘密裡に、参戦している事実を伏せた。

ケネディが始めたベトナム戦争を終結させたニクソン大統領は、民主党の盗聴問題で激しい攻撃にさらされた。しかし、歴代大統領が民主党は共和党を、共和党は民主党を盗聴して来た事は伏せられていた。で、ニクソン以後、ホワイトハウスの録音記録は公開されなくなった。

イラン革命の時、国際法に違反してイラン側がアメリカ大使館を占拠した事に対抗して、アメリカはイランの米国内資産を凍結したが、1週間で凍結解除していた。

この大使館占拠、イランが大使館職員を釈放しようとしたのは、カーター大統領の任期終了間近だったが、次期大統領のレーガンさんがイランと交渉し、自分の時代にしてもらった。

下の緩かったクリントン大統領の一家は、財布の入り口もかなり緩く(出口はキツそうだが)、中国からの献金ザクザクを毎年受け取っていた。もちろん、中国はクリントン財団の大口献金者だ。税金はどうなってるのかね?

ジョージ・H・W・ブッシュ(父)元大統領は、カルトだ、北朝鮮系だと、様々な疑惑のある宗教団体統一教会の講演で莫大な講演料を受け取り続けていた。元CIA長官で元大統領で、現大統領の父親なのに・・・


てな事はもっともっと沢山あって、アメリカの政治ってのはそういうものなのかもしれないが、とにかく知らん顔してやって来た。それなのに、トランプさんのやり方は悪目立ちするんで、伝統を重んじるボルトンさんは嫌なのかもしれない。

でも、よく見てると、大統領としてマイナス面はごく一般的で、プラス面はけっこうある。ビジネスライクで仕事が早いのがワシントンの政治になじまないのかもしれなくて、実はそれが一番の問題とされてるのかもしれない。しかも、トランプさんは、そんなの関係ないって思ってる。
そこは、こちらからすると一番評価できるところだ。