2020年7月27日月曜日

アルバトロスと言うと、ボードレールとピーター・グリーンを思い出す

ピーター・グリーンが死んだ。
1946年10月29日生まれで、2020年7月25日に死んだらしい。
エリック・クラプトンが辞めた後のブルース・ブレーカーズに入って注目され、フリートウッドマックを結成した。
「アルバトロス」というヒット曲を出し、物凄い人気を得るが、薬物使用で精神を病み、精神病院に長く入院したらしい。統合失調症だったようだ。
サンタナの大ヒット「ブラック・マジック・ウーマン」の作者でもある。

グリーンを思い出したのは数年前の事で、すっかり忘れていた。ミュージシャンが若い時に調子に乗って薬物を乱用し、人生を棒に振った。ミュージシャンらしいと言えば言えるのだけれど、何とか音楽をやり続けてたのかと感心した。

まず、生きていたのが良かった。命なんて、そんなに意味のあるものじゃない。だから、生きてるなら、ただ生きてればいいんだと思う。死んじゃうなら、それはそれでしかたがないが、わざわざ死ぬ事もない。苦しくても、嫌でも、あきらめて、死ぬまで生きてるしかない。その反対も同じで、無理くり生きる必要もない。死ぬなら死ぬで寿命なんだからあきらめるしかない。
そんな風に考えているのだが、こっちの考えとグリーンの人生はまったく関係ない。でも、無理しないで、ブルースやり続けてたんだと思う。

73歳は、今の時代だと若い方かもしれないが、薬物で老け込んでたから、これくらいだったのだろう。少し喪失感がある。

こんなに死んだり、廃人になってるのに、まだ薬物に手を出す人がいる。いい事なんてないんだが、汚染は続いている。


ピーター・グリーンの冥福を祈る。