2020年7月31日金曜日

完璧な国などない。だが、いい国はある。日本なんか最高の部類だ

国家なんてものは、政体によって違う部分もあるが、どこも似たり寄ったりの部分もあるものだ。

例えば、ブラック・ライブズ・マターが暴れているアメリカと、何も起きていない中国の違う部分は、アメリカはあんな風に暴れられるほど自由でいい国で、香港の民主派が選挙に出られなくされるほど統制された中国が最低最悪の専制監視国家だという違いだ。その下だと、極最低極最悪の北朝鮮とか、フツ族がツチ族を大虐殺したルワンダなんてのがある。

文化大革命時代の中国は、そっちに近かったから、今ですら少しは良くなったのかもしれない。少なくとも、共産党中枢は金満でウハウハになった。でも、あいつら、暴虐の限りをつくしていた毛沢東にまったく抵抗できなかった腰抜けやその子孫だ。

戦前のドイツはユダヤ人の民族浄化をやらかしたが、今の中国はウイグルで民族浄化をやっている。チベットでも本当は何やってるかわからない。戦後のドイツは韓国や日本の左翼が評価するほどかどうかは不明だが、大きく進歩し、野蛮から脱却したようだ。でも、中国はまだ蛮行を働いている。アメリカから盗んだハイテクを使う野蛮人だ。

相対的にはアメリカの方が数段上で、中国やロシアなどは足元にも及ばないが、あたりまえながら完璧ではない。時には中国やロシア並みのダークな手を使わなければならない場合もある。そこで「リアル・ポリティクス」だとか、偉そうにふんぞり返るのは馬鹿だが、多少は大目に見ていかないと、負けちゃったりしたら元も子もないってのもあるわけだ。

アメリカなんか、やる事はやって来たが、やっぱりこれはマズイねと、是正するべきは是正して来た。もちろん、そこに時代の限界があるわけで、どうしてもしかたがない部分はあって、不明朗な手段を使わなくてもよくなるのを願いながら、黙って始末に従事している人々もいるんだと思う。

しかたなしに不明朗な手段を弄しても、それはいけないのだと認識する知力があり、そんな事しなくても良くなったら、ひとつひとつそれを自らに禁じて行く強さを持つのは、信頼に足る国家の要件だろう。
その意味では、中国はまったく信頼できない。ロシアもである。

とりあえず、不明朗さがまったくないというのはありえないのだから、それが少なければ少ないほどいい国という考え方になる。

そこを脳足りんな連中がいて、ほんの数十年前はロシアは完璧でクリーンな理想郷だとか、北朝鮮は極楽だとか、中国は桃源郷だとか思い込み、口車に乗って宣伝までしていた。やーい、恥ずかしいだろ。
だが、国家が国家であるからには、その時々の制約を逃れる事は出来ない。

日本のようにいい国であっても、そこはうやむやにしておいた方がいい部分はあるというのは、大人ならわかっているべきだ。しかたがないのだ。

左翼なんかはタチが悪いから、自分では色々と不透明な事をやっていながら、ロシアや中国や北朝鮮のために、日本政府が悪い事をしていると、よく知りもせず、調べもせずに言い募り、夢見がちな人をたぶらかし続けて来た。

彼らは、日本を中国やロシアや北朝鮮のようないい国にするために、自分たちに投票してくれとか、金をくれとか、これを配ってくれとか、これに参加してくれとか、要求する。

また、国会では、目の前の問題を解決しようと力をつくしている人々を後ろから罵倒し、足を引っ張るだけだ。まったく何の足しにもなっていない、ごく潰しの無駄そのものの存在だ。

理想郷などない。結婚のひとつもしてみれば、理想の男も理想の女も存在しないのは身に染みてわかるはずだ。男は屁かなんかこきながら馬鹿さらけ出すし、女は口うるさく、すぐに腹を立てる。男も女も、うんざりしながら、誤魔化し誤魔化し面白くもない毎日をやり過ごして死ぬところまで行けば、何の不足もない。

日本の安倍政権なんか、物凄く頑張ってるいい政府だし、日本はいい国だ。
足りないと言えば、とりあえず、有事を見据えた法整備がなってないという事だろう。もちろん、軍備も足りない。