2020年7月12日日曜日

イランとイスラエル、一面ではユダヤ国家同士の対立でもある

イスラムの教祖マホメットはおそらくユダヤ人だ。
イスラムの力が強大で、カトリック世界と対峙していた時代、イスラムは、最初はつきあっていたカトリックと対立する事となっただけで、キリスト教正教やユダヤ教とは仲が良かった。十字軍の時代、異端とされた元カトリック宗派の中には戦いの先頭に立つ者もいたという。また、イスラムに改宗するキリスト教徒、ユダヤ教徒も沢山いた。その数があまりに多いので、改宗までしなくても、税金さえ払えばいいという決まりを作ったほどだった。
イスラムもカトリックもユダヤ教の派生で、ユダヤ教の聖典である旧約はイスラムもキリスト教も共通だから、そういう事もやりやすい。

そういうわけで、ユダヤ教徒のままのユダヤ人も、イスラムに改宗したユダヤ人もイランには沢山住んでいる。イランのユダヤ人コミュニティーは大きい。イランは、ユダヤ人国家の一面を持っている。そして、イスラエルを敵視している。

イスラエルとイラン、ユダヤ教とイスラムとキリスト教、そのあたりは色々な歴史も絡んで、ひどく複雑だ。はっきりいって、ほとんどわからない。情報もない。

このあたりの複雑さが解けないと、あっちの方の事は見通せないと思うのだが、残念ながら、生きているうちにスッキリ解いてくれる人が現れる事はなさそうだ。
色々とおっしゃっている方たちの多くが役に立ってくれないので困っている。