2020年5月26日火曜日

変容を前に

緊急事態宣言が解除となる。何だか気持ちが楽になった。現実の変化はないのだけれど、対策に取り組んでいた政府が解除の判断をしたというのは、やはりホッとする。

宣言を出した時、感染が拡大していた。2週間前のデータを見ながら、これから先どうするか決定しなければならない。発生源の中国はデータを隠し続けていて、公式発表が事実である可能性は低く、嘘である確率は極めて高い。つまり、何もわからないで判断しなければならない。わかっているのは、精度の高い検査はなく、治療法もないという事だった。

感染増加傾向にある2週間前のデータと、各国の感染状況を見て、緊急事態が宣言された。その後、日本では感染がさほど拡大する事なく、宣言解除となった。3月からこっち、物はなくなって行くし(トイレットペーパーがなくなったのには本当に困った。ティシューペーパーはトイレに流せない作りなのだ。なくなったら何で尻を拭くか、色々考えたが、ギリギリ何とかなった)、マスク着用に慣れなければならないし(出かける時、マスクを着け忘れ、何度も戻った。使い捨てのマスクを繰り返し使って来たが、布製でもいいというのは良かった。それぞれのセンスが生きるアイテムになって来た)、適応に苦慮したが、かろうじて間に合ったかと思っている。

こういう事は結果オーライがあたりまえというか、それしかないので、これは成功と言えるだろう。失敗を主張する人もいるが、そんなものじゃないよと思う。

ただ、緊急事態終了後、今回の事を検証する必要はある。これからも何が起きるかわからないのだから、緊急時の指針となるレベルの検証であって欲しい。検証の過程では、ネットにある様々な意見も可能な限り吟味してもらえると思う。これまでは、そんなものにいちいち構っていたれなかっただろうけれども、ここからは少し余裕が出来るはずだ。