2020年9月21日月曜日

中国はアジアの、そして、世界の危険要因となっている

中国に対する国際的圧力で習近平が失脚するかもしれないと一部で言われているらしい。

だが、習近平を引きずりおろすだけの力を持った第二勢力は、おそらくいない。普通、二番手がトップの後を取るものだが、その二番手はすでにかなり力を削がれてしまっている可能性が高い。自分をやっつけるのは、下の方にいる連中ではなく、近くにいる二番手、三番手の勢力だという事は、習近平が日々感じているだろうし、知り抜いてもいるだろう。習近平が寝首をかかれるようなスキを作るなどありえない。

中国に対する冷戦は始まっているが、中国がこれに耐えられるわけはない。中国の選択肢は、強いられた冷戦に耐えぬくか、熱い戦争にしてしまうかしかない。

中国は、国民の犠牲など何でもない。人民民主主義とは、人民を消耗品とする思想だからだ。毛沢東も、1億や2億、死んでもかまわないと言い放っていた。中国人もあの頃よりだいぶ増えたから、習近平は3億以上死んでもいいと思っているかもしれない。

世界が冷戦を強いるなら、こちらは世界に熱い戦争を強いてみせよう。手始めは、やはり台湾か、インドか、選ぶのはこっちだとでも思っているだろうか?

中国から仕掛けた見えない侵略戦争は、冷戦というしっぺ返しを受けた。中国にも、アメリカにも、何が何でも戦争を避けようなどという発想はない。このまま行けばどうなるか、あまり考えなくても答えは明らかだ。考えたくない答えではあるけれど、危険はすでに高まっている。