2020年9月3日木曜日

アメリカのICC主任検察官らの制裁は当然だろう

マイク・ポンペオ米国務長官は9月2日、

「残念ながら、ICCは米国人を標的にしている。よって米国はきょう、次の措置を取る」と述べ、

アフガニスタンで米兵らが関与した疑いのある戦争犯罪について捜査している国際刑事裁判所(ICC)の主任検察官らを制裁対象に指定した。これに対しICCは、法の支配に対する「重大な」攻撃だと非難した。

制裁対象となったのはファトゥ・ベンスダ主任検察官と司法管轄部門トップのファキソ・モチョチョコ氏。米国内の資産を凍結され、米国内の個人との取引を禁じられる。米国はこれに先立ち、ベンスダ氏らへのビザ発給を停止する措置を取っている。


アフガニスタンで女性が学ぶ事を阻止し、暴力を振るっているのが誰かといえば、タリバンやアルカイダ、ISの野蛮人たちだ。彼らは、イスラム教を勝手にこね回し、文明を破壊し、暴力と恐怖をもってアフガンの人々を野蛮に押し込めようとしている。
まず、この惨状の解決が優先されるべきであり、米軍に行き過ぎがあるとしても、それを問題とするのは、タリバンなどの蛮行を止めてからの話ではないのか?
もちろん、少女の顔を酸で焼いているタリバンの血が流れるのは問題にならない。ICCは何を取り違えているのか?

中国やシリア、イラン、ロシア、北朝鮮などの人権侵害を問題にしたら、何をされるかわかない。その点、アメリカは盗聴をしないし、監視もしない、家族を拉致誘拐もされないし、銀行ハッキングで口座を空にされる事もない。

ポンペオ米国務長官の言う通り、ICCはアメリカを標的にしていると見られてもしかたがない。ICCに妙な背景がない事を願う。