2018年4月16日月曜日

...を待ちながら

 安倍内閣の支持率が下がっているというので、NHKの世論調査を見てみた。
(リンク NHK世論調査 )

 で、解説に、

「安倍内閣を「支持する」と答えた人は先月の調査より6ポイント下がって38%だったのに対し、「支持しない」と答えた人は7ポイント上がって45%でした。」

 とあった。ふむ、そうかと思い、先を読むと、

「「支持しない」が「支持する」を上回ったのは、去年10月に行われた衆議院選挙直前の調査以来、半年ぶりです。」

 と続いた。

 アレ? 去年の衆院選直前と一緒なの?
 あの選挙、自民党の圧勝だったよね?
 じゃ、この支持率の低下もまったく問題ない可能性あるじゃん。

 森加計をひたすら引っ張り、安倍内閣を毀損する事に終始するネガティブ野党が、ネガティブマスコミと一緒になって、意図的な誤解と嘘を撒き散らすネガティブ・キャンペーンの努力の結果が目先の世論調査に出るのだろうけど、迫力ないなぁ・・・


 政党支持率を見ると、

自民党    35.4%
立憲民主党    8.5%
公明党     3.5%
希望の党    0.3%
民進党     1.4%
共産党     2.9%
日本維新の会   0.8%
自由党     0.3%
社民党     0.5%
その他の政治団体  0.2%
支持なし   39.2%
わからない、無回答  7.0%

 となっている。
 自民党を上回るのは「支持政党なし」で、政治になんて興味ない人が多いのは当たり前の話だからまったく問題ない。
 で、他は全部ヒトケタ以下で、立民と争うのは「わらかない、無回答」の7%になる。
 自民党以外を全部足しても自民党の約半分で、さらに公明党はそこから引く事になるから、安倍内閣の支持率が下がったらしいけど、それで? という話だ。

 民主党が政権を取るという不幸な出来事があった時、民主党は「自分たちはこれをやる、こういう事をやる」と積極的な政策を打ち出していた。その時、麻生自民党は、「あいつらが政権をとったら、こんなとんでもない事になる」とネガティブ・キャンペーンを張った。
 事実は自民党のキャンペーンの通りになったが、それは後の話で、麻生は英米感覚の人だから、日本のチャンピオンの戦い方をしなかった事で負けた。
 民主党が何を言っても気にしないで、自民党の積極性を国民に訴えれば良かったのだ。

 今、頭のいい人たちは安倍内閣が守勢に回り続けている事に苛立っているようだが、
「それは必要ない事です」
「違法性はありません」
 といった、本来的には正しい答えで、野党の阿呆な質問をスパスパ切ってしまうと、そして、それで野党が低能の集まりだと示してしまうと、国民には好かれない。政治は感情で動く。
 プロレスで言えば、切れのいい試合をして格好いいのはタイガーマスクまでで、馬場、猪木は正攻法を貫き、王者の戦いをする以外なかった。それが格というものだ。
 だから、頭のいい人は政治向きではない。左翼が秀才を集めては場違いな頓珍漢な事を繰り返してきたのがいい例だ。

 安倍政権が交代するとしたら、自民党内で次の勢力の台頭によるしかない。耄碌した小泉元首相が世迷言を言っても、人望のない石破がネチネチと何か呟いても、意味はない。
 日本の緊急の外交的問題は朝鮮半島情勢で、これは米朝会談を待って動くしかないから、内閣は、国会を相手の仕事としては、低能野党のお相手をするしかない。それで支持率が下がっても、まあ、仕方がない話だろう。