最近、鉄道突固め音頭をよく聞く。
歌詞は、
コイショット、コラサット
だけで、後は延々と即興でやる。線路をビーターという道具で叩いて整える作業の時に歌うものだ。
歌詞は、
ドッコイショッと
ヨッコラサッと
というのが原型で
(ド)ッコイショット
(ヨ)ッコラサット
という風になっていたのかと想像したりしながら聞く。
ビーターを打ち下ろすタイミングを合わせなければならないから、リズム感を要求する。日本人にリズム感がないなどという事はなく、日本人のリズム感があり、それがここに出ている。
家人は、少し突固められた方がいいと、私の事を思っている。
ここから、とりあえず竹内勉を案内役に立てて、民謡を聞き始めた。浪曲は好きだが、民謡に関心はなかったので、かえって面白い。
その合間にパスカル・ロジェのピアノでド・ビュッシーを聞く。
薔薇十字団にも、フランス革命にも思いをはせる事はないが、鉄道や日本の近代なんかには思いをはせる。
バランスもつながりも欠いている。