2018年5月30日水曜日

「一帯一路」債務外交の地獄

 マレーシアの首相に返り咲いたマハティールさん、すでに高速鉄道計画の廃止を表明しているが、鉄道建設計画の見直しも行う。
 これらの鉄道計画は前政権が支那と契約したものだが、支那の融資する約1兆5千億円の事業費は中国輸出入銀行から、受注した中国交通建設に直接支払われ、マレーシア側は一度も引き出していない。利息も含むと、中国への債務は約2兆5027億2034万8305円になるという。
 こうした支那の「一帯一路」政策の「債務帳簿外交」の危険にさらされている国は16あり、マレーシアのほか、フィリピン、カンボジア、ラオス、タイなど、東南アジアの国々が入っているという。
 バングラディシュはすでに港を支那に抑えられ、支那の手で軍港となっている。アフリカでのいくつかの国が支那の魔の手に落ちている。
 中共金融道は、融資をつまんだ相手国には一銭も渡さず、開発は支那の企業が請け負い、支那から労働者がやって来て働く、金も雇用も現地を通り過ぎる。残るのは債務だけとなる。そして、債務のカタとなった土地、施設は、100年ほど支那のモノとされる。
 裏金や接待、ハニートラップなど、ありとあらゆる手法で親中となった政権が、採算性、必要性など考えもせず、支那に言われるまま巨額のインフラ計画で金を借り、港や交通機関といった、国の要所が長期間にわたって支那の手に落ちる。

 これが「一帯一路」の中身だ。日本はこんなものと関わらなくて良かった。AIIBに参加すべきだと言っていた人非人どもは誰だっけ、気持ち悪くなるから覚えないようにしてたのでわからない。とりあえず、貴様らは中共に擦り寄ろうという愚劣な奸佞だと、漢語で言っておこう。

「一帯一路」の軍事的側面には、沖縄や台湾にまで魔の手を伸ばそうという野望も入っている。北朝鮮に対する制裁も、すでに破っているようだ。

 支那の世界制覇の野望に協力した欧州諸国は、大きな後悔をする事になる。歴史の失敗と後悔を重ねて来た欧州諸国だが、よくもまあ、今またこんなしくじりをやらかしたものだと思う。

 おっと、人のおせっかいはいい。日本は自らの存続のために、支那の「一帯一路」に断固として立ちふさがらなくてはならない。