2018年5月6日日曜日

1回こっきりの規則

 1999年頃、世紀末だと騒いだ人たちがいた。でも、世紀末って、19世紀末に一回あったきりだよと指摘すると無視された。もちろん、20世紀末なんてなかった。
 それと似た騒ぎに、プレスリーから10年してビートルズが出た。ビートルズから10年だから、次の大スターが現れる! なんて言う人たちがいた。いつ頃だっけか、覚えてないけど・・・
 で、誰もが知っているように、そんな大スターは現れなかった。スーパースターさんたちはゾロゾロと出て来たけど、本命はついに出現しなかった。

 ロック音楽関係なんて、馬鹿の集まりだから、いくらでも無意味な規則性を作り出せるんだと思う。願望だね。
 世紀末も、そんな雰囲気が格好良いかと勘違いする脳足りんの思いつく事だから、まあ、無視してあげるのが親切というものというレベルの話ではあった。
 ノストラダムスの大予言の新書本を読んで、終末になるとアテにしている人たちもいた。あれは、ノストラダムスの詩篇を後の歴史に強引にあてはめ、予言が正しい事の証拠とし、そこから予言詩が正しいという規則性を帰納し、未来予測に応用しようという大胆で壮大な試みだった。
 ただ、前提となる詩篇が、あまりにも曖昧なため、少し馬鹿だったり、頭がおかしければ、いくらでも歴史にあてはめられてしまうという欠陥があり、未来の予測なんて、とてもじゃないが不可能だった。
 でも、もしかしたら、金融関係では、今でもノストラダムスの応用を試みている人がいるかもしれない。